なかがみ地域包括センター新築工事より
皆さんこんにちは、建築部の富田です。
新型コロナウイルスの感染者はまだ出続けており油断ができない状況です。
引き続き、外出自粛や手洗いうがいなど感染対策を行っていきましょう。
今回は杭について掲載します。
杭とは建物の荷重を支える基礎の1つで、支持地盤まで到達させることで建物を支えます。
日本では軟弱な地盤が多いため、杭が多く活用されています。
杭には大きく分けて2種類あります。
まず1つ目が、場所打ちコンクリート杭です
場所打ちコンクリート杭とは現場で造成する鉄筋コンクリートの杭の事で、あらかじめ地盤を支持層まで掘削し鉄筋かごを孔内に入れた後、コンクリートを孔内に打設して作ります。
現場で造成するので工期は長くなりますが、既製杭のように運搬する必要がないことや、大きな径の杭を施工することができるというメリットがあります。
次に2つ目が、既製杭です。
既製杭とは、あらかじめ工場製作された杭の事で、材料によってコンクリート杭や鋼杭などに分けられます。
既製杭の場合は場所打ちコンクリート杭とは違い、ハンマーなどの杭打機で地中に打ち込む「打ち込み工法」や、地盤をあらかじめ掘削した後に孔内に杭を埋め込む「埋め込み工法」などの施工方法で杭を設置していきます。
場所打ちに比べて施工速度が速いことや、安定した支持力を得られるというメリットがあります。
今回はここまで
以上、建築部 富田でした。