なかがみ西病院改築工事 墨出し!
お疲れ様です。建築部の宮里です。
今回は、私が所属している「なかがみ西病院改修工事」で行っている墨出しを紹介したいと思います。まず墨出しとは、柱の中心線や壁の仕上げ面の位置など、水平位置や中心位置となる基準線を書き出す作業のことです。建築工事では、図面と実際の位置関係を把握することが重要です。
次に墨出しで一般的に使用する道具を紹介します。
墨つぼ
壁や地面の凹凸に影響を受けず、正しい直線を引ける道具です。
壺には墨を含んだ綿が入っていて、この中に糸を通します。墨糸をはじくと柱や壁に直線が書けます。
トータルステーション
角度を測るためのセオドライトと距離を測定するための光波距離測定儀を組み合わせたものです。距離と角度を同時に観測できて、水平的な位置を簡単に求めることができます。
レベル
レベルには、オートレベルとレーザーレベルがあります。
地面の高低差の測定や水準測量をする場合に使用されます。
差金
L字型をしていて、両方の辺に目盛りがあり、長さや角度を測るために使用されます。
水平器
地面に対する角度や傾斜、水平具合を確認されるために用いられます。
スケール
携帯型の巻き尺で、メジャーとも呼ばれます。
このような道具を使用して水平墨・柱墨・基準墨などの墨を出していきます。この墨を間違えて出してしまうと、壁がずれたり等建物の収まりがズレてきますので、大変なことになります。なので図面を見ながら間違えないように、確認の繰り返しをすることが墨出しで大切なことだと思います。
そして今現在私は、開口部の墨を出している最中です。この墨も間違えないよう丁寧に出して、綺麗な建物を作っていきたいと思います。
以上、宮里でした。