ゆいくる材について
皆さんこんにちは!新垣(仁)です。
梅雨が明け本格的に夏が始まり、暑い日々をお過ごしかと思いますが体調いかがでしょうか。
僕は今月から渡嘉敷の現場の方に出張が決まり今現在渡嘉敷島で頑張っております。
暑くて暑くてだめになりそうですが渡嘉敷のきれいな海と夜空を見て頑張っていきます!!
↑現場から見える海
さて今回ですが、ゆいくる(沖縄県リサイクル資材評価認定制度)材についてお話ししていこうと思います。
1.沖縄県リサイクル資材評価認定制度とは
沖縄県は、県内で排出された廃棄物を原材料とした建設リサイクル資材の利用促進による循環型社会の構築の支援と、最終処分場の延命化を図ることを目的として、平成16年7月に「沖縄県リサイクル資材評価認定制度(ゆいくる)」を制定しました。
建設資材として、品質・性能、環境に対する安全性等の評価基準に適合する資材を『ゆいくる材』として認定し、公共工事で積極的に使用します。
2.沖縄県リサイクル資材評価認定制度の対象資材
20品目(下記参照)が対象です。
- 再生資源含有加熱アスファルト混合物
- 再生資源含有路盤材
- 再生資源含有コンクリート
- 再生資源含有コンクリート二次製品
- 再生資源含有舗装用ブロック
- 再生資源含有建築用資材
- 再生資源含有型枠材
- 再生資源含有タイル
- 再生硬質塩化ビニル管・再生波付硬質合成樹脂管
- 再生資源含有木代替材(木質ボード)
- 再生資源含有プラスチック資材
- 再生資源含有土砂代替材
- 再生資源含有土壌改良材・肥料・植生基材
- 再生資源含有瓦
- 再生資源含有防草材
- 再生資源含有歩道等の舗装材
- 再生資源含有鉄鋼製品
- 再生資源含有セメント
- 再生資源含有コンクリート混和材
- 再生資源含有流動化処理土
今回僕が所属している渡嘉敷現場で行われたゆいくる材試験を紹介していきたいと思います。
今回僕たちが行った試験は再生資源含有路盤材についての試験でした。
では試験方法について紹介していきます。
1.試料採取

まず、試験で使うための試料を採取します。
2.4分法

1度試料を4つの山に分け、対になる2つの山を試料として使います。
3.ふるい水洗い

先ほど4分法で取った試料を、19mmと4.75mmのふるいで水洗いします。
4.不純物採取

続いて、ふるいで水洗いした試料から不純物を手作業で取り除いていきます。
5.不純物採取体積軽量前

先ほど取り除いた不純物を今から色付きの水に入れて体積を計っていきます。
6.不純物採取体積計量後

計量前から軽量後で40mlから42mlになりましたので、不純物の重量で2ml増えたことになります。
不純物が全体の1%以内で合格です。
7.新材の可能性のある骨材の確認

再生資源の含有率が80%以上で合格です。
以上でゆいくる(沖縄県リサイクル資材評価認定制度)材についての紹介を終わります。
まだまだ暑い夏が続きますが、水分補給・休憩をしっかりとって夏を乗り越えましょう!