コンクリートについて②
皆さん、こんにちは
建築部の知名です。
卒業・入学、新社会人などなど慌ただしい時期とはなりますがいかがお過ごしでしょうか?
㈱東恩納組にも今年は3人の新入社員が入りました!今後が楽しみですね。
さて、話かわりまして、前回は寒中コンクリートについて触れましたが今回は沖縄でよく使われている暑中コンクリートについて書きたいと思います。
まず初めに「暑中コンクリート」とは、夏季に施工されるコンクリートの事です。夏季の定義として「日平均気温の平年値が25℃以上を超える期間を基準とする」となっています。JASS5では概ね7月~9月となってはいますが沖縄ではその範囲がもっと広くなります。
暑中コンクリートと定義されるのには訳があります。そもそもコンクリートが硬化する際には発熱反応がおこります。(セメントが水と反応すると水和物が生成され、さらに化学反応による反応熱である水和熱が発生します)コンクリートは急激な乾燥などでひび割れを起こしてしまうためその対策が必要となります。それが外気温が高いときは特に気を付けないといけにために「暑中コンクリート」と定義している理由です。
対策として
・セメントは高温のものを避ける
・高温下にある骨材は使わない。散水する。
・水は低温のものを使う
・コンクリートの荷卸し時の温度は35℃以下
・練り混ぜ開始から90分以内に使用(通常は120分)
・散水養生(もしくはコンクリート養生剤の塗布)
などとなります。
今回は以上となります。
建築部の知名でした。