事前確認の重要性(不動産)
皆さん、こんにちは。不動産事業部の高良です。寒い日が終わり夏に向かう気候になって来るのかなと感じていますが、皆様体調は如何でしょうか?
今回は、査定のご依頼で気づいた事前確認の重要性を書いていこう思います。
先月、お父様名義の土地複数個所の査定ご依頼がありました。何筆あるのか、どの場所にあるか等、ご家族が把握していないとの事で弊社へ権利書の写真をメールで送って来られました。結果、土地が9筆ありましたが売却出来そうな土地は1筆のみと言う事が判明した事例が御座いました。
不動産を売却する場合には様々なケースがあると思いますが、相続に伴って検討する場合もあるかと思います。不動産を処分し納税原資にする場合や現金化して分割する場合などに、売れる不動産では無かったとなると相続人のその後に大きな影響が出かねません。
不動産の場所や状況が分かっていれば良いのですが分からない場合には、まずは不動産がどこにあるのか確認しないといけません。
その方法として、
- 固定資産税納税通知書を確認する。
- 固定資産税納税通知書の市町村から「名寄帳」を取得する。
- 名寄帳に記載のある不動産の場所を確認する。
共有名義の場合、共有者の方が税金を払っているケースもある為、「名寄帳」を取得した方が良いと思います。
場所の確認後は状況確認も大事です。建物が建てられる場所か、傾斜など無いか、接道しているか、第三者の権利は無いか・・・等
上記の事を相続後にするとなると大変な労力ですので、事前確認が非常に大切となります。
普段から不動産に関わっていないと難しい部分もありますので、不動産会社へご相談するなど事前確認を行い、ご家族で協議する事をお勧めします。
今回は以上です。ありがとうございました。