(仮称)光牧港ビル新築工事 「鉄骨について」 – 株式会社東恩納組

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2017年11月8日営業

(仮称)光牧港ビル新築工事 「鉄骨について」

皆さんお疲れ様です。

工事部の伊地です。

日が暗くなるのも早くなり冬に向かっています。体調の方はいかがですか?季節の変わり目、体調も崩しやすいので十分に気をつけましょう。

今回は前回に続き鉄骨について勉強した事を紹介したいと思います。

紹介するのは、鉄骨の柱・梁などを繋げる再に使用する、

トルシア形超高力ボルトです。

実際どのような時に使用するかと言いますと、11月6日にも紹介していますが、鉄骨工事には鉄骨(柱・梁)建て込み、倒れ等を確認しミリ単位で管理します。

その確認が終わると梁と柱または梁と梁を繋げている部分のボルトの締め付けを行います。始めは仮ボルト(溶融亜鉛めっきボルト)と言ったボルトで仮締めしているのですが、倒れ確認後、本ボルト(トルシア形超高力ボルト)に入れ替えます。

そして一次締め(トルクレンチ使用)次に本締め(シャーレンチ使用)で鉄骨の繋ぎの締付けが完了します。

その際に締め付けの管理を行うのですが、トルシア形超高力ボルトでどのように管理するのか説明したいと思います。

一次締めの際にトルクレンチで指定されたトルク値で締め付けます。本締めの際にシャーレンチでピンテール(ボルトの先端にある横ねじ山とは別に縦にねじ山がある部分)が破断するまで締め付けます。その後ナットと座金のとも回りを確認します。

マーキングで付けたラインの回転量を目視確認します。その時ナットと座金がとも回りしていると失格になります。ピンテールが破断し、ナットだけが回っていれば合格となります。

「標仕」7.4.8の(a)-(1)・(2)・(3)によるとナットの回転角度±30のものを合格とし、ねじの1~6山の範囲を合格とすると規定があります。そこを確認しながら管理を行います。

ピンテールの破断の理由はこのシャーレンチはこのような仕組みになっていて、

ナットが回転限界に達するとピンテールを挟んでいるソケットが反力で回転しピンテールを破断します。この破断でナットの締め付けを確認します。

ここまでが管理の一定の流れです。

今回はここまでにしたいと思います。

以上、入社3年目工事部の伊地からでした。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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