内部間仕切り壁の湿式と乾式工法の違い – 株式会社東恩納組

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2025年3月14日建築部

内部間仕切り壁の湿式と乾式工法の違い

皆さんこんにちは。建築部の喜瀬です。

LGSと言う言葉を皆さんは知っていますか。これはLight Gauge Steelの略で、日本語でライト(軽い)、ゲージ(規格)、スチール(鉄骨)を意味します。厚みは1.6㎜~4.0㎜ほどで溝形、山形、四角などさまざまな形状があり施工目的で厚み、幅、形状を選定していきます。

昔はブロックを使った湿式工法(モルタルを練る時に水を使用して湿っているから)でしたが、近年では軽量鉄骨を使った乾式工法(モルタルを使用せず釘やビス、ボンド等で固定する為湿っていない)が主流となっています。

湿式工法のメリット
・手作業や材料の組み合わせ次第で個性を強められる。
・画一面でない質感や雰囲気を出せる。
・湿気を防ぐので、カビやダニ対策にもなります。

湿式工法のデメリット
・工程の多さ。
・職人の技量で仕上がりが左右される。
・塗り上げ後の乾燥の待ち時間がある。
・資材や人件費でコスト高になりやすい。

乾式工法のメリット
・職人の技量に左右せれない。
・主流の工法のため対応できる業者が多い。
・工期が短く、コストが安い。

乾式のデメリット
・個性が出しにくい。
・ボードやクロスの継目で美観や高級感か損なわれる。

湿式と乾式を迷っているなら湿式は美観性や個性を重視したい人に向いています。自然素材にこだわりたい人、壁の形にこだわりたい人向けです。ですが一度施工したらリフォームや間取り変更などが大変です。

乾式はコストを抑えたい人に向いています。価格コストが安いと同時に、規格品を使用しているので品質が安定しています。個性ではなく、シンプルを求めている人におすすめです。

以上、建築部の喜瀬でした。

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