同仁病院増築工事より
皆さんこんにちは、建築部 東江です。
インフルエンザが流行しているようです。
うがいや手洗いをこまめに行い、予防していきましょう。
それでは、今日のお題です。
「建築現場の仮囲い」について話したいと思います。
仮囲いとは、工事現場の周りに設置されたかりの囲いのことです。
仮囲いの法的基準については、下記のように決まりがあります。
仮囲いを設置しなければならない基準
木造の建築物で高さ13m若しくは軒の高さが9mを超えるもの、又は、木造以外の建築物で2以上の階数を有するものについて、建築、修繕、模様替え又は除去のための工事を行う場合においては、工事期間中工事現場の周囲にその地盤面からの高さが1.8m以上の板塀その他これに類する仮囲いを設けなければならない。
ただし、これらと同等以上の効力を有する他の囲いがある場合、又は、工事現場の周辺若しくは工事の状況により危害防止上支障がない場合においては、この限りでない。
(建築基準法施行令・第136条の2の20)
法的にも上記のような基準があり、仮囲いを設けます。
仮囲いの目的について
・防犯や安全、防塵、遮音、遮風目的で工事期間中の工事現場と外部を遮断するため設ける施設である。
・発注者、設計者、及び工事施工者の「姿勢」「顔」で有り、公共の第三者に対する工事に伴う安全、広報を兼ねた施設である。
・工事作業所の地域に対し、コミュニティーの向上に寄与する施設である。
仮囲いの種類
・安全鋼板
耐久性に優れ仮囲いの代名詞とも言える安全鋼板。
材質は亜鉛メッキとガルバリウムなどがあります。
・フラットタイプ
スッキリした外観でシールや看板の取り付けも気軽にできるので個性的なアプローチが可能です。
・クリアフェンス
見通しが良くなる透明な仮囲い。
衝突事故防止など安全性の面、日照対策など環境的な面でも効果的です。
その他にも、メッシュ素材で風圧を緩和させるパネル、LEDデジタルモニターを内蔵したパネルなど様々な種類があります。
それでは画像で紹介します。
安全鋼板
フラットタイプ
クリアーフェンス
色々プリントされたカラフルなものや、モニターを取付け現場の情報を発信するなど、各社工夫を凝らしています。
他社の現場も見て、良いものを取り入れていき安全に作業ができるように、計画したいと思います。
それでは今日はこの辺で。
以上 建築部 東江でした。