型枠支保工
お疲れ様です。山城です。
先日ですが、建設業協会那覇支部主催の講習会に行って参りました。
今回は型枠支保工の計算方法に関する講習でした。
型枠はコンクリートの自重、打設時の振動や衝撃による耐える為に
ベニヤを支える支保工、支保工を受ける鋼管、型枠のふくれやたわみを防止する締め付け金物等の架設材を使用します。
まだコンクリートが打たれていない状態のスラブでは、この仮設材に大きく荷重がかかり、大規模の工事になると、一度に50人を超える作業員
がスラブの上に乗って作業を行います。
それらの重量や衝撃に耐える事ができるように、サポートや根がらみ、鋼管等の使用部材の種類や配置方法等を工事を始める前に検討します。
仮設計算を行うことは提出書類として作成する以外にも、理由があります。
コンクリートの打設中に重量に耐え切れずに型枠支保工が倒壊した事例が過去に何件かあります。
部材にかかる応力を算定することで、留意すべき事項が明確に見えて、コンクリートの打設スピードを注意したり、部材に補強を入れたりと、
事故に対する予防策をとることが出来ます。
また、材料の質量や密度が同じでも形状や配置方法を変えれば、何十倍もの耐久性を発揮することもあり、それにより仕様材料の数量を減らし
コストを抑えたりすることも出来ます。
今回受けた講習を現場でいかせるように再度復習したいと思います。
以上山城でした。