壁の種類 LGS(軽量鉄骨)壁の話 – 株式会社東恩納組

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2016年11月15日建築部

壁の種類 LGS(軽量鉄骨)壁の話

「LGS壁」と「木下地壁」と言うことで今回は「LGS壁」の説明をしていきますが、基本的な考え方は「木下地壁も」ほとんど同じなんです。
ただ下地の材質が違うだけなので、LGS壁の納まりを覚えることが出来れば、木下地壁も覚えたのと同じです。
こうした話を踏まえて、まずはLGS壁がどんな特徴を持っているか説明していきます。
■LGS壁とは?
まずはこの「LGS」というのが何なのか、という話から
Light(軽量)

Gauge(規格)

Steel(鉄)

という言葉の頭をとった言葉で、「軽量鉄骨」と呼ばれたり、さらに短くして「軽鉄」と呼ばれたりします。
もちろん普通に「LGS」でも通じます。
LGSの規格は色々ありますが、

ファイル 1022-1.jpg
イメージはこんな感じの製品です。

ファイル 1022-2.jpg
この下地材を一定のピッチで立てていき、その下地に石膏ボードを張った壁を「LGS壁」と呼びます。

ファイル 1022-3.jpg
石膏ボードを張ってる状況です。

■石膏ボードとは
LGS下地に張られる石膏ボードとは何かというと、そのまんまですが、石膏を材料にした板状のパネルです。
厚みや性能はこれまた色々ありますが、どの仕様を選択するのかは壁の性能によって変わります。
なのでここでは細かい話になるのでやめておきます。
とりあえず今回は、LGS下地に石膏ボードを張った壁をLGS壁と呼ぶ、ということを覚えて頂ければと思います。
石膏ボードの特徴としては、以下のような点が挙げられます。
・手軽である

・コスト的に有利

・様々な性能の壁がある

・壊すのも比較的楽

・壁が薄くて済む

・強度はRCやALCに比べると弱い

・石膏ボードは水に弱い
と言うことで、LGS壁は外壁ではなく、室内の区画壁や間仕切り壁に採用されることがほとんどです。
しかし室内の壁に関しては、ほとんどがLGS壁になる場合もあるくらい、一般的に使われている壁です。
LGS壁の仕様を知っておけば、内装の納まりはかなり網羅できる、というくらいメジャーなので、しっかり覚えておくことをお勧めします。

11月も半ばになり、朝晩と肌寒くなって来てます。みなさんもしっかり体調管理をしていきましょう。

今回はここまで・・・
那覇市泊で建設中の現場(仮)ミルコマンション泊の現場から東恩納でした。

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