大里よりお届け。No,3 – 株式会社東恩納組

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2018年8月23日営業

大里よりお届け。No,3

皆さん、こんにちは

建築部の知名です。

前回は基礎・基礎梁のコンクリートまでのご紹介でした。現在は急ピッチで現場が進みRFのコンクリート打設まで完了し養生中となってます。

さて、今回は会社でも少し話題になりましたので「コンクリートの呼び強度」についてお話したいと思います。

まず、呼び強度とはコンクリートの調合管理強度のことで、これは品質基準強度に構造体強度補正値を加えたものである。(品質基準強度とは、設計図書で指定する設計基準強度もしくは耐久設計基準強度のうち大きい方の値とする。)

聞きなれない言葉だと思う方もいらっしゃると思いますので用語解説。

・設計基準強度とは、構造計算に用いる許容応力度を決定した強度のこと。

・耐久設計基準強度とは、JASS5において、構造物又は部材の計画供用期間の級に応じて     耐久性を確保するために必要とする強度のこと。

・構造体強度補正値とは、コンクリートは鋼と違い、均質な強度が得られるとは限りません。そこで、構造体強度補正値を設定します。これは外気温により変わる値です。標準は 3N/mm2 ですが、コンクリートの打ち込みから材齢28日までの期間の予想平均気温が8度未満の場合と日平均気温の平年値が25度を超える期間にコンクリートを打設する場合は6N/mm2を加えること。

今回は、設計基準強度(図面に記載されている強度)が21となっていましたが、耐久設計基準強度(標準)が24となっていますので、24N/mm2に6N/mm2(日平均気温の平年値が25度を超える為)を加えて30N/mm2でコンクリートを打設しました。

棟上までに携わった協力業者の皆様、暑い中お疲れ様でした。次回からは仕上げ工事関係に入っていきます。

今回はここまで。まだまだ暑さ厳しいですが熱中症には十分に気をつけていきましょう。

以上、建築部 知名でした。

 

 

 

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