工事現場DX!~工事写真編~
こんにちは!建築部新城です!
前回工事現場DXについて記事を書きましたが、『そういえば工事写真もDXじゃね?』とUPした後に気づきました(笑)
なので今回は工事写真のDXについて紹介します。
工事写真とは
まず、工事を進めていくうえで必要な5大管理というのがあります。
・安全管理
・品質管理
・原価管理
・工程管理
・環境管理
どれも大事な管理項目で一つも欠けることは許されません!
工事写真は『実際に要求された材料が入ってる証明』、『計画通りの施工方法で施工されている証明』、『検査や確認を行っている証明』等のために撮られ、上記5項目の中の品質管理に当てはまります。
最終的な証明として使える資料になりますのでとても重要です!
工事写真撮影!
次は撮影の仕方について比較していきます!
従来の工事写真は工事黒板(450mm×600mm程度)という道具を使用します。
従来は工事黒板に内容を書いて設置、その後カメラで写真を撮るというのが主流です。
カメラはまだ良いのですが、この黒板が本当に面倒でした(涙)
太陽光で反射、雨で塗れて文字が消える、風で倒れる、撮影する際に場所を取る等々、非常にストレスでした(笑)
それを小型化したのがこの自撮り棒みたいなやつ!↓
正式にはハンディボードというらしいです!
サイズは180mm×135mm程度で、伸縮する棒が付いており長さを調整できるようになっています。
これを見た時は『おおぉっ!』と感動しましたが、今度は小さくて文字が入りきらない!
『あら?』と思っていた時に見つけたのが蔵衛門カメラです!↓
なんと工事黒板がカメラの中に入ったんです!
反射しない!雨でも撮れる!強風も関係ない!場所も取らずどんなアップや角度でも黒板がしっかりと入ります!、また黒板によっては略図を追加することも可能で感動でした!
でも変わったのは撮影だけじゃないんです!
工事写真整理
なんと整理の仕方も変わりました!
先輩方に聞いた話ですが、昔は撮った写真を現像→全てを確認して整理(足りないor使えない写真は撮り直し)→ファイルに1枚ずつ差し込むという手間をかけていたようです。
何千、何万枚もある写真を全てチェックし並べるだけでも相当な苦労ですが、一番堪えたのはファイリング終わった後に一部写真の追加や除去が発生し、全ての写真の並びをずらさないといけなくなった時らしいです。
『2度とあの頃に戻りたくない』と笑っていました。(笑)
その地獄のような写真整理が今ではソフトでラクラクです!
僕が使っていた蔵衛門の経験にはなりますが、蔵衛門は『工事写真台帳ソフト』なるものを出しておりこのソフトに写真を取り込みデータ上で同じような整理が可能になっています!
データ上での整理の為、写真の追加や除去を行った際には自動で後の写真も寄せることができます!
更に蔵衛門カメラを使用した写真であれば、黒板の内容毎に自動で仕分けまでしてくれます!
↓こんな感じ↓
更にバックアップ機能もあり、万が一消してしまったり、パソコンが壊れた等が発生しても安心です!
そして、工事現場DXの煽りを受けた今、さらなる進化を遂げています!
なんと撮影した写真を、ネットを介して共有することが可能になりました!
今までは撮影した画像データはそのままカメラに残り、後でパソコンに接続してデータ移動をしなければなりませんでした。
ですが、写真の共有ができるようになったことでカメラやソフトを持っている人は、どの写真が撮られているのか、撮る場所や内容が当たっているのかすぐ確認ができるようになりました!
又、写真を撮る人、写真のチェックと整理をする人という形で分ければ作業効率がさらに上がります!
どうやら他のソフトも同様に進化し、細かい部分で他社のソフトと差別化されているようです。
今当社で導入しているANDPADも写真の共有ができる様になっていました
ちなみにですが、蔵衛門のカメラはiphoneとandroid用のアプリが出ており、無料で入手と使用ができます!
さすがに工事写真台帳として取り込んだりは出来ませんが、一般の方でも工事黒板付きで写真を撮ることができますので是非試してみてください!
今回は以上となります!
建築部新城でした!