床② – 株式会社東恩納組

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2016年4月20日建築部

床②

お疲れ様です。山城です。

前回の記事で床の種類について書いたのですが、紹介し忘れたのが
があったので今回もその続きを書きたいと思います。

今回は木床を紹介します。
ファイル 878-3.jpg

木床は一般的に大引や根多といった下地材と仕上げのフローリング材で構成されています。

現場で使われてるフローリング材はアイリスローズという木材を集成した材料からできていて無垢集成材といいます。

無垢集成材はフィンガージョイントなどの継により成形されている木材で
天然の無垢材よりも比較的安く木目を楽しむことが出来ます。
木床と他の床の違う点のひとつとして調湿効果をもっていることで、
湿度の高い日は水分を吸収し、乾燥してる日は水分を放出して、
室内の状態を快適に保ってくれます。

またそれによりダニやカビなどの細菌類の発生を防ぐことが出来ます。
調湿効果により木材一枚一枚が伸縮するので貼り付け際は何枚かに
一枚ずつ、1mm程度のクリアランスを設けるために部材隙間に透明の
パッキンや厚紙などのスペーサーをはさみ込みながら取り付けます。
ファイル 878-2.jpg

またサッシのアングルや框などの取り合い部にも同様に
クリアランスを設けます。
ファイル 878-1.jpg

木床は施工の品質が悪いと音鳴や木材の割れなどの原因になるので
作業手順や方法などに注意しながら進めることが必要です。

外構工事がこれから始まりますが、建築物は無事引渡しが終わり、
入居者が引っ越しの準備をしています。
工事中は色々なことがありましたが、様々な業種の職人さんが
互いに協力して、助け合い、一人一人が苦労して
頑張って作ったおかげでとても良い建物が出来ました。
この建物は僕にとっての宝物になりました。
同じ様に住む人にとってもこの建物が大切な宝物になって
もらいたいとな思います。

以上山城でした。