建設現場の安全管理
皆さんこんにちは、建築部の花城拓也です。
私は今現在勤務している現場で安全を担当しています。
素直に申しますと、今現在、安全とは地味で嫌悪されがちな項目だと私は感じます。
なぜなら、毎日のように作業員さんに「安全帯をかけなさい」「脚立は跨がない」「保護具を適正に着用しなさい」
さらには、このやり方では危険だから、こうこうこうしてやりなさいと危険のリスクを減らしたら。遠回りなやり方だと思われたりと。
どこか嫌われ役といいますか、そういったイメージがあるのではと思うからです。
他の会社でも同じようなことで苦労しているかと思います。
ですが、私には嫌われ役であろうが何であろうが、安全という任務を(無事故無災害)果たさなければならない理由があります。
それは、作業員さんを大切な家族や、友人、仲間のもとに無事に返してあげたいと強く思うからです。
少し照れくさい言い方になりますが、一緒に働く『仲間』にケガをさせるわけにはいかないと。
私一人だけでなく、東恩納組、一同同じ気持ちだと思います。

3年前に私は東恩納組の門をくぐりました。
それ以前、私は本州で宮城県、神奈川県、大阪府、京都府、滋賀県、兵庫県、栃木県、三重県と全国各所で、
それぞれ、メガソーラー発電所、ワーロックの製造、国を挙げてのアンテナ工事、及び通信工事など、さまざまの仕事をしてきました。
どれも準スーパーゼネコンと呼ばれる企業が施工者を務める工事でした。私はどの工事でも末端の作業員、業務中は下手な行動はできません、上司に迷惑をかけるからです。
宮城県でのメガーソーラーの工事では、私が入場する前に人が足場から転落し死亡事故が発生していました。
雪も3~4mほど積り、あたり一面銀世界というよりも、灰色だったなと思います。そんな現場に私は入場しました。今でもちゃんと覚えています。
新規入場教育は半日かけて行われました。毎日の安全朝礼も氷点下の中1時間行われていました。
毎日元請け業者の偉い人や発注者の方が長々と安全について話、月間の安全施工業者を表彰したりと、取り組んでいました。
作業中も、監督者が作業を朝から晩までつきっきりで監視し、フルハーネス完全着用の完全使用が徹底されていました。
もう一度言いますが、雪が3~4m積もっていて、気温は氷点下です。
関西圏で従事したアンテナ工事では個人宅を毎日10件ほど周り、屋根上のアンテナの整備していました。
屋根に上る作業員の道具は工具一つ一つに落下防止のストラップが取り付けられ、安全ブロックのフックに腰ベルトのD環、
もしくはハーネスのD環が掛かっているのを写真に収め管理者に送信しOKが出てから、作業開始していました。
梯子をかける際も設置状況を写真に収め管理者に送信しOKが出てから作業開始していました。何もかもが徹底的に管理されていました。『なにもかもです。』
栃木県で従事したメガソーラーの工事では、毎日安全朝礼で、1分間の瞑想の時間が設けられて、
その日の危険ポイントと対策、そして大切な家族や友人の顔を思い浮かべなさいと指示されました。どこか心が温かくなり絶対無事に帰るぞと思いました。
その現場では敷地面積が広いこともあり、各所にカメラが設置されており、毎日ドローンで監視されていました。
大阪で当時一番大きいであろう現場に行った際は、どこのどの業種でもフルハーネス完全着用が徹底されていました。
毎日の安全朝礼では人数が多すぎるため各所で場所が分けられており、
会社別にならばされ、並んでいる際は腰道具を置くのは右側など、少し軍隊のようでした。
列もピシャーッっときれいに並ぶのが当たり前。どこか爽快さを感じました。
朝礼後には作業員が一列に並ばされ、一人ひとり、安全帯のフックの掛け替えを指導されていました。
どの現場でもそれぞれの安全への取り組みがありました。意識に訴えかけるものから、
監視を強化する方法、作業一つ一つのやり方を指示する方法など、いろいろありました。
安全管理では、沖縄県で一番、延いては日本でトップになれるよう、
今まで経験したことを活かし東恩納組の生涯無事故を目標に頑張ろうと思います。
安全管理(無事故無災害)は日々の積み重ねです。日々の積み重ねは大きな力や物になると思います。
最後までご清覧ありがとうございました。建築部、花城でした。













































