新たなる成長のために・・・ – 株式会社東恩納組

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2016年7月19日建築部

新たなる成長のために・・・

こんにちは。

前回の知名さんに続きまして、新入社員第3弾の具志です。
宜しくお願いします。

建設業に携わる身として、建築という分野を再度見直していく意味で、建築にまつわる事柄を書いていきたいと思います。
まず初回『空間としての建築』

~建築物の構成~
「建築」とは、屋根、床、壁などによって空間を内部と外部に区別し、領域を作ることです。
例えば木陰は雨露をしのぐ〈屋根の原型〉、ピクニックの敷物は周囲と領域を分ける〈床の原型〉と見なすことができます。
建築物の空間は、屋根や天井の形、壁の高さや開口部の設け方、床の周囲との高さの差で明確に、あるいはあいまいに区別されます。
空間は区別の方法によって、「solid=ソリッド(閉じた)」な空間から「void=ヴォイド(開放的・開いた)」な空間までさまざまな性格をもちます。

ファイル 940-1.png
【ソリッドな空間をもつ建築物(パンテオン-イタリア】
ファイル 940-2.png
【ヴォイドな空間をもつ建築物(モン・サン・ミッシェルの回廊-フランス】

~建築物のとらえ方~
建築物の空間は、視覚、聴覚、嗅覚、そして温度・湿度、風、形と素材を感じる触覚への刺激として感知されます。
知覚の87%は視覚によるため、建築空間は見た目で判断されがちです。しかし、人間の環境としての空間の居住性を高めるためには、他の感覚も含めた体全体の感覚を使い、また心理的な面も考慮して建築物をとらえていく必要があります。

今回はここまで。