新中部共同病院新築工事
みなさんこんにちは!
建築部の玉城です。
12月より中部共同病院も無事開業(移転)し、徐々に賑わってきています。
地域に貢献する病院として繁盛していくことに、少しでも力になることができてよかったと思う次第です。
さて、前回でアスファルト舗装について触れましたので、今回はアスファルト舗装で重要である“乳剤”について触れていこうと思います。
乳剤って何?
私もさっぱりでしたし、調べるまでは○○な物と具体的な事はわかりませんでした。
とはいえ、一般的にわかりやすく言うのであれば接着剤になります。
どこに使うの?
路盤とよばれる(上層路盤、下層路盤、路底、路体)4層からなる部分の上2層(砕石や砂を敷き詰めた部分)とアスファルトの間に、乳剤を使っていきます。
乳剤散布前路盤
乳剤とはどんなもの?
とても簡単に言えば、アスファルトを水に混ぜ込んだもの
とはいえ普通にやってもアスファルトが簡単に混ざるわけがないので、乳化剤と安定剤を混ぜ込んだものにアスファルトを分散させた液体のことを言います。
また、これ自体に粘度はあまりなく、そのままだと接着剤の役目を果たさないのですが、水分が蒸発することにより、アスファルトの性質を取り戻し、接着剤として使えるようになる仕組みのようです。
乳剤散布の方法としては、人力と機械式があり、今回は人力で行っていましたね!
乳剤散布状況
乳剤散布が終わったもの
乳剤がないとどうなるのか?
アスファルトの上を車が走った際に、タイヤから伝わる力により、路盤とアスファルトがずれたり、路盤との間に水が入り込んで陥没につながったりと、不具合の元になるようです。
見えないところで働く、縁の下の力持ちですね。
今回調べて分かったのは、実際の作業ではささっと終わるような重要そうでない作業にも思ってる以上に、大事で大切な作業もあるということでした!
みなさんも小さなことでも調べてみると、思わぬ事実が見つかるかもしれませんね!
以上、建築部 玉城でした!