浦添現場より – 株式会社東恩納組

STAFF BLOG

スタッフブログ

2020年3月17日建築部

浦添現場より

皆さんこんにちは、建築部 東江です。

新型のウィルスの影響により、世界中で混乱が起きています。

公共施設等の入り口には、消毒液が準備されていたりします。

現場でも朝礼時の体調確認、家族や同僚にも体調不良者がいないか確認します。

収束まで、出来ることは協力していきましょう。

 

それでは今日は、鋼管杭を紹介したいと思います。

今回の現場では、鋼管杭“TGパイル”を施工します。

TGパイルは沖縄の地盤を研究した県内の業者が開発し大臣認定を受けています。

 

【TGパイル工法】

鋼管杭の先端に取り付けられた先端掘削刃と螺旋翼(回転翼)が、一体となった構造によって強い回転力と押込み力を発生させる回転鋼管杭工法である。
TG パイル工法は、回転力と押込み力による無排出土施工が可能となり、施工性の向上や工期短縮による経済性の向上に加え、排出残土が出ないことから環境負荷の軽減等、様々な効果が期待できる。


上画像(先端の形状)

 

『 特長 』

1 .杭打ち機械を選ばない優れた施工性

杭の打込みに際して、小型杭打機の他、施工条件によりバックホウや建柱車などでの施工が可能。
また、現場への資機材搬入時も小型トラックで可能なことから、現場での省スペース化、および狭小地での作業も容易である。

2 .掘削・残土処理を不要とする高い経済性

先端掘削刃と螺旋翼が、一体化された鋼管杭先端構造となっていることから、無排出土施工が可能。
そのため、杭建て込み前の掘削作業や杭打設後に発生した残土の処分は不要となり、工期短縮やコスト縮減が期待できる。

3 .環境負荷を大幅に軽減

鋼管杭を建て込む際、打撃工法では大きな騒音・振動が発生するが、TGパイルは杭先端部の工夫により騒音・振動を大幅に軽減する。
また、無排出土施工により残土処理が不要となることから、従来工法と比較して周辺環境への負荷を大幅に軽減することができる。

4 .高い支持力と引抜耐力による幅広い施工範囲を実現

独自の先端形状により、高い支持力を実現した。
同時に引抜耐力が高いため(GBRC性能証明取得済)、鉄塔など幅広い分野での採用が可能である。

5 .豊富なサイズラインナップ

杭(軸)径は、139.8㎜、165.2㎜、190.7㎜、216.3㎜、
267.4㎜、318.5㎜と6種類。翼径は、350㎜から50㎜ピッチで800㎜まで揃え、細かな顧客・現場ニーズに対応している。

 

TGパイル工法施工方法

  

① 杭の建込み

杭材吊り込み。杭先端を芯にセットし、振れ止め装置で固定。

② 杭の回転貫入

杭材の垂直度を確認。圧入力および回転力を与え、地盤中に回転貫入させる。

③ 杭の接続

杭材を適当な位置まで貫入。中・上杭材を溶接にて接続。

④ 杭の施工完了

所定の深度まで回転貫入。回転駆動装置を外し、施工完了。

 

使用する機械

杭の施工はこれからです。

周辺は住宅が多い地域なので、騒音や振動が少ないのは、とてもありがたいです。

次回は、その様子も紹介したいと思います。

それでは今日はこの辺で。

以上 建築部 東江でした。