渡嘉敷調整池建設工事 – 株式会社東恩納組

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2025年5月9日建築部

渡嘉敷調整池建設工事

皆様お疲れ様です。

東恩納組の土木部、東江です!!

会社の社員も増え、久しぶりの投稿になりますが、宜しくお願い致します。

私が現在は属されている現場が、沖縄県渡嘉敷村にある、第3浄水場の現場になります。

内容も簡単におさらいしますが、既設の浄水施設の解体を行い、新設の調整池(貯水タンク)を施工することになっております。

ブログを記載していきますが、今回は解体中の廃棄物に関する蛍光灯器具のPCBについて記載していきたいと思います。

解体中の施設には、こういう形の蛍光灯がありました。

そもそもPCBとはなにか、まあ有害なものだろうとは思っていました。

PCBとはPoly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)の略称で、人工的に作られたている主に油状の化学物質です。PCBの特徴としては、水に溶けにくく、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなど、化学的にも安定な性質を有することから、電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体、ノンカーボン紙など様々な用途で利用されていました。ですが現在は製造・輸入ともに禁止されています。

安定器や変圧器などに使用されていることが多いとのことでした。

ここまで聞くと別に電気製品の物に使用するくらいいいんじゃない?と思う方もいると思います。

でも実際は、いつのまにかという事があったらしいです。

PCBが大きく取りあげられる事件として、1968年(昭和43年)に食用油の製造過程において熱媒体として使用されたPCBが混入し、健康被害を発生させたカネミ油症事件があります。カネミ油症は、昭和43年10月に、西日本を中心に、広域にわたって発生した、ライスオイル(米ぬか油)による食中毒事件です。症状は、吹出物、色素沈着、目やになどの皮膚症状のほか、全身倦怠感、しびれ感、食欲不振など多様です。

ちなみに家庭用の電気などには使用されていないらしく、あくまでも古い工場や学校などに使用されていることがあるらしいです。

今回、処分場で処分する際にも、「PCBが入っていない照明などありますか?」と聞かれたりもしましたし、実際PCBが入っていると引き取ってくれない場所もあるらしいです。

また一つ成長の勉強ができたと思います。

後1年と少し渡嘉敷島で成長してきたいと思います。

以上東江でした。