溶融亜鉛めっき – 株式会社東恩納組

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2024年2月22日建築部

溶融亜鉛めっき

 

みなさんおつかれさまです。建築部の宮里です。今回は、溶融亜鉛メッキについて調べましたので、皆さんにも共有したいと思います。

鉄を錆から守る

海に囲まれた沖縄では、海洋性の塩害、また高温多湿の気像条件等により鉄鋼は著しい腐食環境にあり鉄鋼の防錆は重要な課題となっています。その防錆の方法はいろいろありますが、溶融亜鉛めっきは亜鉛自身の耐食性と電気化学的に自らを犠牲にして鉄鋼を保護する特性が優れているので、鉄鋼に対するもっとも効果的な防食方法だといえます。

このため、世界各地で、鋼管、大型構造物、電力通信関係、土木建築関係、農業畜産関係、鉄道運輸関係、船舶関係など広範囲に利用されています。

溶融亜鉛めっきの特徴

1・溶融亜鉛めっきは、耐食性が非常に優れています。

亜鉛めっき表面に錆の薄膜が形成され、この錆の薄膜が強力な保養皮膜となって、その後の腐食の進行を防ぎます。一般   的に腐食速度は使用環境、使用期間によって異なりますが、亜鉛は鉄の10~25倍の耐食性を持っています。

また、亜鉛めっき皮膜に何らかの理由でキズ生じた場合、周囲の亜鉛が陽イオンとなって電気化学的に保護する犠牲的防食作用により、鉄の腐食を抑制します。この鉄に対する犠牲的防食作用は、亜鉛特有のものです。

2・溶融亜鉛めっきは、経済的に最も有利な方法です。

溶融亜鉛めっきは、長期間にわたって防錆効果があり、他の防錆法と比較してイニシャルコストも低く、メンテナンスフリーでありますので最も長期防錆ができます。

3・溶融亜鉛めっきは密着性が優れています。

溶融亜鉛めっきは、鉄と亜鉛の合金反応によって強固に密着しており、衝撃や摩擦によって剥離することがありません。

このように溶融亜鉛めっき加工は世界格地で鉄鋼を錆から守る役割を果たしています。

以前私が配属されていた。西原グリーンの立体駐車場の鉄骨も溶融亜鉛めっき加工をされていました。

以上宮里でした。