砕石の種類
こんにちは!建築部の安里です。
年が明けてもう一か月が過ぎ、2月に入りました。月日が流れるのはあっという間です。1日1日を大切に過ごしましょう。
さて。今回は砕石の種類について書きたいと思います。
砕石とは、岩盤(山)から大きなかたまりを取り出し、をクラッシャー(破砕機)を使用してて段階的に砕いて小さくし、粒の大きさを大小バランスよく混ぜて揃えた物で、コンクリート用粗骨材・道路の路盤用として出荷されます。
砂利とは、岩石が風化・流水・転落などの自然作用によって角張りがとれて丸くなったもので、川砂利などの自然にできた物のみを指します。分類を明確にするために天然の物を天然砂利、砕石を人工砂利と呼びます。
砕石の種類としては、山砕石・再生砕石・粒度調整砕石・再生粒度調整砕石・単粒度砕石といったものがります。
山砕石 C(クラッシャーラン)-40:構造物の下地となる砕石地業、道路工事の路盤、駐車場や庭の砕石舗装で使用されます。色は青系です。
再生砕石 RC(リサイクルクラッシャー)-40:コンクリートやアスファルト、レンガ等の建設廃材を破砕したもので、同じく砕石地業、道路工事の路盤で使われます。色は灰色をしています。
粒度調整砕石 M(ミックス)ー40:クラッシャーで砕いた後、ふるいにかけて粒の大きさを一定に揃えた砕石のことです。締め固めた時の支持力が山砕石よりも強いため、上層路盤で使われます。
再生粒度調整砕石 RM(リサイクルミックス)-40:粒度調整砕石の原材料がリサイクル品で、用途は粒度調整砕石と同じになります。
単粒度砕石 2~7号:砕石をふるいにかけ、1つの粒の大きさを揃えた物です。石材の粒の大きさが揃っているため締め固めようと転圧しても締まりません。
2号:60~40mm 3号:40~30mm 4号:30~20mm
5号:20~13mm 6号:13~5mm 7号:5~2.5mmとなっています。
C-40とは、0~40mmの大きさがバラバラなものから成り立ちます。0mmは、岩石を砕いた際に出てきたダストと呼ばれる埃、チリのように細かいものまで含まれているためです。0~40mmと大きさがバラバラなのは、転圧した際に大きな砕石に対して小さな砕石が隙間を埋めてくれて、十分に転圧することができるからです。
今回はここまでにしたいと思います。
以上、安里からでした。