空調機、外調機について
お疲れ様です。建築部の又吉です。
先日まで、老人ホームの改修工事で外調機の取替工事を行っていました。
その工事の中で、空調機、外調機で何が違うのか気になった為、
今回は、空調機、外調機について書いていきたいと思います。
まず、よく聞く空調機(空気調和機)は、英語では air handling unit(AHU)と略されます。
空調機とは、室内の温度・湿度・空気の質を調整し、快適な環境を維持するための設備を指します。
外調機(外気処理空気調和機)は、英語で outdoor air handling unit(OHU)と略されます。
外調機は外気を取り入れ、換気や新鮮な空気の供給に特化した設備です。
空調機は、室内環境の温度や湿度、空気の質を管理して調整する設備のことです。
空間の広さや目的などによって調整する方法は異なります。
外調機は、外の空気を取り入れる機器があり、風量や湿度を調整し、室内に届ける機器があります。
さらに、室内の空気を屋外へ排出するための設備があります。
外の空気をそのまま室内に取り込んでしまうと夏は暑い風を、
冬は冷たい風を送ることになるので、外調機で温度を調整しています。
次に、特徴を書いていきたいと思います。
まず空調機の特徴は、以下の3点になります。
1.エアコン+換気を備えた巨大な空調機器
2.均一な空調を図るため原則1室に1台の空調機が必要
3.空調機は大きな空間1室を均一に空調可能
次に、外調機の特徴は以下の2点になります。
1.室内の空調は行わない
2.外調機1台に対し何部屋にでも新鮮な空気を供給可能になっています。
今回行った工事は老人ホームでの施工でした。
介護施設や老人ホームでは、入居者と職員が快適に過ごせる温度を維持する、
高温・低温・温度差による健康リスクを防ぐ、換気によって感染症対策を行うなどの理由から空気管理が重要になってきます。
その為、今回は上記で説明した特徴を生かした外調機の工事となりました。
上の写真が、今回使用した外調機です。
以上建築部の又吉でした。