試験練り
皆さんこんにちは建築部知念です
今回はコンクリート工事で行われる試験練りについて紹介したいと思います。
まず、試験練りとは工事で使用するコンクリートが指定建築材料の規定に適合しているかどうかを判断するために行う試験です。
試験練りの目的
試験練りの目的は、スランプ・空気量強度などの性能が仕様通りとなっているか、コンクリートの状態や乾燥収縮率試験、ヤング係数測定、膨張率試験用など
JISに規定された品質以外の項目を確認するためにも行います。
試験練りには2種類方法があって、室内練りと実機練りがあります。
1、室内練り
小型ミキサで少量のコンクリートを練る方法です。
2、実機練り
バッチプラントで実出荷と同様の方法でコンクリートを練る方法です。
自分がいま配属されている現場でも最近試験練り行ったので試験練りの流れを紹介していきます
1、初めにコンクリートに必要な材料のセメント、水、細骨材、粗骨材、混和剤の確認を行います。
写真では材料をまとめて撮っていますが実際には一つ一つ使用料も計って記録として写真も撮っています。
2、次に確認した材料を小型ミキサに入れ練っていきます。※試験練りは、室内練りのほうを行いました
3、そして練り終わり、出来たコンクリートでスランプ、空気量、塩化物などを測定します。
大まかに紹介しましたが上記の内容で試験を行っていきます。
実は試験練りは必ずやらないといけないってわけではなく省略もできます。
JISマーク表示製品であれば可能で、JIS適合品であれば実績や書類によって品質を確認できれば可能です。
今回は試験練りについて紹介しました。最後まで読んで頂きありがとうございました。