鉄筋圧接について
こんにちは!
建築部の小橋川です。
今回は鉄筋の圧接について書いていきたいと思います。
まず鉄筋の圧接にとは何なのかというと鉄筋同士の端を高温に熱して柔らかくなった状態で強い圧力をかけて接合する工法です。
圧接には免許が必要であり1種~4種まであります。
1種では鉄筋径が25㎜以下・2種が32㎜以下・3種が38㎜以下・4種が50㎜以下となっており専門の有資格者のみが施工することができます。
上の写真が実際の施工状況の写真となります。
次に鉄筋の圧接が終わりましたら圧接した鉄筋が基準に満たしているのか検査をします。
まず上の写真のように溶接個所のピッチを検査します。
溶接ピッチは400㎜以上となっております。
続いて外観検査を行いこの検査では圧接面形状(2mm)、ふくらみの直径(1.1D以上)・高さ(1.4D以上)、圧接面のずれ(鉄筋径の1/4以下)、鉄筋中心の偏心量(鉄筋径の1/5以下)、折れ曲がり、片ふくらみがないか確認をします。
最後に超音波探傷試験を行います。
こちらの検査では圧接面に器具を付け超音波を照射しその反射波を用いて検査をし合格基準が-24㏈以上であれば合格の為
上の写真は43㏈の為合格となります。
今回は以上となります。
少しでも圧接についてわかっていただければ幸いです。