(仮称)北谷町北谷一丁目マンション計画新築工事
こんにちは。積算部島袋です。
5月も後半。前回の投稿から2カ月程経過しています。
最近は日中の気温が30℃を越え、大変暑い日が続いておりますが沖縄も昨日梅雨入りしました。
さて、現場の進捗ですが本体の杭工事は約半分完了し、駐車場棟の柱状改良は全て完了しています。
話は変わりますが今回現場で施工する鉄筋工事の継手について、東京鉄鋼(株)様が講習会を行ってくれたのでその様子を説明したいと思います。
鉄筋工事の継手とは主に 重ね継手、ガス圧接継手、機械式継手、溶接継手等があります。
その前に鉄筋継手に要求される性能と分類について説明します。
継手にはSA級、A級、B級、C級と分類されています。
・SA級継手:強度、剛性、靭性が母材並
・ A級継手:強度、剛性が母材並
・ B級継手:強度が母材並
・ C級継手:強度、剛性等が母材より劣る
※現在市販されている継手はA級接手。一部継手には条件付きでSA級継手もある。
機械式継手の特長として、
①同列継手で施工可能。
②継手の品質管理は目視確認
③大がかりな機械が不要
④雨天時でも作業可能
⑤熟練した技能者が不要
となっています。
また、製品によってねじ式鉄筋継手やグラウト固定式などに分類されます。
今回はモルタル固定式継手の無機グラウト継手と樹脂グラウト継手の講習でしたのでそちらの説明を行いたいと思います。
特長としては
無機グラウト継手は、ねじ鉄筋にカプラーをセットし、そこへ無機グラウトを注入する。養生は不要。
樹脂グラウト継手は、ねじ鉄筋にカプラーをセットし、そこへ樹脂グラウトを注入する。耐火構造によるカブリ厚制限ある。
どちらも作業工程としては5工程程となっており、施工もそれほど難しい作業は無く、熟練者でなくてもできると感じました。
今後柱、梁等でも取り入れていければさらに作業効率も上がると感じました。
東京鉄鋼(株)様、暑い中講習会有難うございました。
さて、今後の工程としては6月中旬に本杭打設完了予定、6月末頃駐車場棟基礎コンクリート打設、7月からは本体棟の基礎工事へと進めていきます。
これから夏本番、日中はすでに30℃越えの日が続いています。熱中症対策をしっかり行い、安全一番に作業を行っていきたいと思います。
以上積算部 島袋でした。