F☆☆☆☆ – 株式会社東恩納組

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2019年2月4日営業

F☆☆☆☆

 

皆さんこんにちは。建築部宮城です。

今日のブログでは、建築資材でよく目にする、F☆☆☆☆(フォースター)について紹介したいと思います。

このF☆☆☆☆とは、シックハウス症候群と関係性があります。

まず、シックハウス症候群とは住宅の建材などから発生する化学物質により、めまいや吐き気、目がチカチカする、喉の痛みや皮膚の炎症などの様々な症状を「シックハウス症候群」と言います。

カビやダニなどの微生物によるアレルギー症状もシックハウス症候群に含まれます。

戸建て住宅やマンションの新築物件、リフォーム、新しい家具の設置、シロアリ駆除などを起点に発生します。

シックハウス症候群は様々な化学物質を含む建材の使用の増加に伴って問題化されるようになりました。

F☆☆☆☆(フォースター)の「F」は、ホルムアルデヒド(Formaldehyde)の頭文字をとったものです。

 

等 級 区 分
ホルムアルデヒド
発散速度
内装仕上げの面積制限
 規制対象外
 (F☆☆☆☆)
5μg/㎡h 以下
  使用面積制限なし
 第3種ホルムアルデヒド
発散建築材料
 (F☆☆☆)
5μg/㎡h 超~
20μg/㎡h以下
  使用面積を制限
 第2種ホルムアルデヒド
発散建築材料
 (F☆☆)
20μg/㎡h 超~
120μg/㎡h以下
  使用面積を制限
 第1種ホルムアルデヒド
発散建築材料
120μg/㎡h 超
  使用禁止

「ホルムアルデヒド発散速度」とは、28℃の温度条件において、1時間で、建築材料1㎡当たりから発散されるホルムアルデヒドの量を示したものです。

ホルムアルデヒト量が多いと、上記のような症状が現れます。

建築現場では、このような化学物質を量るために、全ての施工が完了した後、VOC測定を実施しています。

この測定をすることにより、ホルムアルデヒトやVOC(揮発性有機化合物5種類)が建築資材から発散していないか量ることが出来ます。

F☆☆☆☆のような建築資材がさらに進化して将来、建築物が化学物質などから人を守る物になっていきます。

以上宮城でした。

 

 

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