耐火被覆の種類
皆さんこんにちは。建築部の喜瀬です。
皆さんは耐火被覆をご存じですか?鉄骨構造の建物に耐火性能を持たせる為に行います。
目的としては、火災が発生した場合に、建物の倒壊を防ぎ避難する時間を確保するために耐火被覆を行なう理由です。
一般的に耐火被覆は3つの工法が使われます。
1つ目は耐火材を吹付ける工法です。
最も多く用いられ施工費が比較的安価で施工時間が短いです。その反面、美観性は良くないです。その為に仕上げは石膏ボードで囲ったり、化粧パネルで隠すことが多いです。
2つ目は、成形板張り工法です。
火と熱に強いケイカル板で覆うことで火の拡散を遅らせ高温環境から構造物を守ります。
断熱性や耐久性が高く、表面が硬い為、仕上げ下地用としても使うことができ加工のしやすい事から工期短縮の目的でも多く用いられます。
3つ目は、耐火材巻き付け工法です。
固定ピンによりワンタッチで材料を固定することができる為施工が簡単です。工場で生産された製品を使用しているので厚さや密度など品質が安定しています。また施工後の検査が不要です。水を使用しない乾式工法なので養生期間もありません。
以上が耐火被覆の工法として知られています。施工目的に合わせて工法を変えることで工期の短縮や仕上げの仕方が変わり見栄えが変わってきます。
以上喜瀬からでした。