準備期間! – 株式会社東恩納組

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2025年10月31日建築部

準備期間!

皆さん、こんにちは

建築部の知名です

前回、私の投稿で那覇市天久の現場がもう少しで竣工とお伝えしましたが無事にお引渡しまで完了致しました。

今は次の現場の準備期間となっていて書類やら申請やらを進めています。その中で一つ準備期間中にやることを紹介します。

さて、皆様は「校正」という言葉をご存知でしょうか?

一般的に校正とは、文章や印刷物における誤字脱字、文法の間違い、表記の統一などを確認し、修正する作業を指します。特に、出版や広告などの商業的な文書では、校正が品質を保つために欠かせないプロセスとなります。

また、校正には別の意味もあり建築現場でよく使われるのは「較正」となります。その字の通りに「較べた結果」を確認する作業のことを指し、 校正に使用する標準器が示した正しい値と測定器が示した値との器差(誤差)を確認する(標準器の値との差分を示す)ことです。 言ってみれば現在の健康状態を知るための作業となります。 読み方が同じ「こうせい」で、漢字の違う「校正」と「較正」、実はそれぞれの意味も少し違いがあり、どちらも標準器との器差(誤差)を確認するところまでは一緒ですが、 「較正」は測定器の「調整」を伴い、標準器の正しい値に近づけることで測定器本来の精度を取り戻したり従来の性能を発揮できるようになります。 一方、「校正」は測定器の「調整」は含まずに、あくまで標準器の値との器差(誤差)を確認した結果を示すものとなります。 本来はこうした違いがあるものの、「較」(コウ)の文字が常用漢字の音訓表にない読みのせいもあって「校正」と表記することもあるためか、 「校正」と「較正」を同様の意味で扱うことも少なくありません。

建築現場では新しく現場が始まる前や現場進捗中でも必要(基本的に1年以内周期)となればこの「較正」を行います。主にオートレベルやトータルステーション、レーザー墨出し器等といったもので、これらは建築の要ともいえる基準線・基準高さを出すのによく使われるものです。これを怠ると建物が歪んだり高さを間違える原因となってしまうからです。ですので、「精密機械を使っているから大丈夫」ではなく、こまめな点検を心掛けまた違和感を感じたら「較正」を行ってから作業を再開したりします。

トータルステーション↓

今回はここまで。以上、建築部の知名でした。

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