首里城公園(中城御殿上之御殿エリア(R6-2)
皆さんこんにちは
土木部の比嘉です。
今回は側溝について掲載します。
側溝とは、道路や敷地の端に設ける排水用の構造物のことです。主に、雨水や生活排水を集めて流すために使われます。
側溝には大きく2つ役割があります。
・雨水を効率よく排水する。
・道路付近の水はけをよくする。

私たちの日常生活や仕事を支える道路の隅には、雨水をスムーズに排水するための側溝が設置されています。なかでも、「L型側溝」と「U型側溝」はよく使用される代表的な側溝です。これらの側溝は、単なる排水設備ではなく、歩行者の安全を確保したり浸水を防いだりと周辺環境を守る重要な役割を果たしています。今回は、L型側溝とU型側溝の違いや、それぞれの特徴・用途についてわかりやすく解説します。
L型側溝

L型側溝とは、断面がL字型になった側溝用製品です。L型側溝は、公園や駐車場、生活道路など、市街地で見かけることが多く、通常は歩道と車道の境界部に沿って設置されます。
ほかの側溝用製品と異なり、表面に集水口がないため、格子状の側溝ふた(グレーチング)の設置が必要です。
L型側溝の特徴は、施工性が高く、設置作業に時間がかからない点です。片側が開いた形状をしており、壁面に接した場所にも設置できます。予算に制約がある場合や、道路の幅員が狭い場合に適した側溝です。
U型側溝

U型側溝とは、U字溝とも呼ばれ、断面がU字型になった側溝です。代表的な側溝用製品にプレキャストU型側溝があり、PU側溝と呼ばれます。
U型側溝には、上ぶた式U型側溝と落ちふた式U型側溝の2種類があります。古くからある、上ぶた式U型側溝をU型側溝と呼ぶことが一般的です。
U型側溝は、L型側溝と比べ耐久性が高く、車両の輪荷重または載荷重の影響が大きい場所に適しています。特に大型車両の交通量が多い場所では、U型側溝(上ぶた式U型側溝)を採用します。
U型側溝は排水能力も優れており、一度に大量の雨水を流すことが可能です。道路の縦断勾配が急な場合も、鋼製側溝ふた(グレーチング)を併用することにより、効率良く排水を行えます。そのため、工場や農地、大型の駐車場など、広いエリアでの排水が求められる場所に設置されます。
一方、L型側溝と比べると、設置作業に時間やコストがかかるのが欠点です。
今回はここまでとします。
以上、土木部比嘉でした。













































