スリット
みなさんこんにちは、東恩納組 建築部の宮里です。
今回は建物に関するスリットについて勉強したので、皆さんにも共有したいと思います。
構造スリットとは、鉄筋コンクリート造や鉄骨造の建物において、柱や壁の間に設けられる細長い隙間のことを指します。
このスリットは、主に耐震性や応力分散を目的として設計されており、建物の安全性を高める重要な役割をしています。
構造スリットの目的
耐震性の向上:スリットを設けることで、地震時の力の伝達を制御し、建物の損傷を軽減します。特に、地震多発地域での建物設計において重要な要素となっています。
デザイン性の向上:スリットは、光や風を取り入れるためのデザイン要素としても利用され、建物の美観や快適性を向上させる役割を果たします。
ひび割れ防止:スリットは、コンクリートや壁のひび割れを防止するためにも使用され、建物の耐久性を高めます。
構造スリットの種類
水平スリットと垂直スリットがあります。
水平スリットは主に壁と床の間などの、横方向に設けて構造体を分けます。
垂直スリットは壁や柱と壁の間など、縦方向に設けて拘束を抑えます。
どちらも建物の耐震性・安全性・長寿命化に直結する設計技術です。 水平スリットは、間仕切壁や外壁などで床スラブとの接合部に設けられます。
私の現場でも構造スリットを使用しているので施工写真を添付します。
水平スリット

垂直スリット

今回使用した材料
水平スリット:(岡部株式会社)スリットンHWシリーズ
垂直スリット:(岡部株式会社)スリットンAシリーズ
2つを使用しました。
夏が終わり、段々と肌寒くなりますが体に気を付けて過ごしましょう。
以上宮里でした。













































