近隣建物の家屋調査について
皆さんこんにちは、営業部の宇江城です。
今回は、工事を進めるうえでとても大切な「家屋調査」についてご紹介します。

🔍 家屋調査とは
建設工事では、掘削作業や杭打ち、重機の稼働によって「振動」や「騒音」、「地盤の変動」などが発生します。
その影響で、近隣の建物にひび割れや傾きなどの損傷が出る可能性があります。
そのため、工事の前後に建物の状態を記録・確認するのが「家屋調査」です。
着工前と完了後の状態を比べることで、万が一トラブルが発生した際にも原因を明確にすることができます。
🎯 調査の目的
① トラブルを未然に防ぐため
工事による振動などが原因で建物に影響が出ることもあります。
事前に状態を記録しておくことで、「いつ」「どのような損傷があったのか」を正確に判断できます。
② 近隣の皆さまへ安心を届けるため
調査を行い、その結果を丁寧に共有することで、
「工事の影響を真摯に確認している」ことをしっかりとお伝えできます。
③ 保険・補償対応の基礎資料として
万が一損傷が生じた場合は、工事保険(請負業者賠償責任保険など)の
補償対象となるための重要な記録資料となります。
📅 調査のタイミング
-
事前調査(着工前)
建物の外壁や基礎、フェンスなどの状態を写真とともに詳細に記録します。 -
事後調査(工事完了後)
工事前と比べて変化や損傷がないかを確認します。必要に応じて補修や補償対応を検討します。
🧰 調査の内容
| 調査項目 | 主な内容 |
|---|---|
| 外部 | 外壁のひび・塗装剥がれ・基礎の損傷・フェンスやブロック塀の傾きなど |
| 内部 | 壁・天井・床・柱などのひび、建具(ドア・窓)の開閉具合など |
| 付帯物 | 車庫・門扉・擁壁・貯水槽・物置などの状態 |
| 周辺 | 道路・排水溝・擁壁・電柱などを必要に応じて確認 |
📸 使用機材
デジタルカメラ、クラックスケール、水平器、測量器などを使用して、客観的かつ正確に記録します。
「家屋調査」は、工事の安全と信頼を守る大切な取り組みです。
東恩納組では、地域の皆さまに安心して見守っていただけるよう、これからも誠実な施工と丁寧な確認を心がけてまいります。












































