土壌処理 – 株式会社東恩納組

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2025年12月3日建築部

土壌処理

皆さんこんにちは! 建築部の糸嶺です。

今回は私の現場でも行う「土壌処理」についてです。

皆さん土壌処理という言葉は聞いたことはありますか?

土壌処理とは建物の周りの土壌や基礎の周囲に薬物を散布し、シロアリやその他の害虫の侵入を防いだり土壌の状態を改善したりすることです。

目的としては病原菌・害虫駆除、有害物質の除染、土壌の調整や強化があります。

その中でも私が配属されている中央消防署現場で行なっている防蟻土壌処理(シロアリ防止)について説明します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土壌処理の方法は主に3つあり、

⑴土壌表面に被膜を形成する方法

⑵液体を直接散布して土壌に浸透させる方法

⑶シートを敷く方法

の3つです。

 

基本的に土壌処理はコンクリート打設前に行われます。

⑴の方法は床下土壌表面に皮膜を形成する工法です。例「クリーンバリア」

効果的かつ手軽に床下の防湿(湿気対策)と防蟻(シロアリ対策)を同時に行えます。

ガンの先端で防蟻剤を含んだ合成樹脂を反応させてゼオライト(骨材)を敷設した土壌面に散布して皮膜を作ります。この皮膜がシロアリの侵入・土壌の水分上昇を防ぎ、床下の湿気や木材の腐れを抑制できます。

⑵の浸透させる方法は井戸水などの地下水に影響を与える可能性があり、調整を徹底した上で行わないと重大な水質汚染を招く恐れがあります。

⑶シートを敷く方法は建築物の基礎に囲まれた床下部分の土壌を対象とします。基礎、つか石及び、配管類の立ち上がり部分の周囲の土壌に対して帯状散布を行い、その内側に面上散布を行います。

 

土壌処理を行う時期、土壌の種類や状態によって使用する薬剤や処理方法が異なります。

土壌処理を行う時期はシロアリの活発する時期(4月〜6月頃、9月〜11月頃)を避けるようにします。

(処理から5年以上経過してる場合は予防効果が切れている可能性が高いため点検が必要です)

 

今回のブログは以上になります!ありがとうございました😊

 

 

 

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