大里砕石に行ってきました – 株式会社東恩納組

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2015年7月17日建築部

大里砕石に行ってきました

お疲れ様です。山城です。

先日ですが、仕事の用で東風平にある大里砕石に行ってまいりました。

ファイル 685-1.jpg

大里砕石は南部では数ある採掘場の中でもかなりの大きさを誇っており、
高くどこまでも続く露頭はかなりの絶景でした。

ファイル 685-2.jpg
ここでは琉球石灰岩を採掘していて、採掘した石灰岩をブレーカーを使って細かく砕いていました。

なぜ琉球石灰岩がとれるのでしょう。
沖縄本島の南部の地質は島尻層です。この島尻層の上にあるのが琉球石灰岩で、琉球層群ともいわれてるようです。

琉球層群がある地域は元々海底だった場所で、
甲殻類の殻や生物の死骸などが堆積し、それが長年かけて海上に隆起したことで今の石灰岩が出来てます。
この石灰岩は私たちの生活にも多く使われていて、城壁や道の石畳など、
昔の人々にとって、身を守るために無くてはならない大切な資源でした。

また石灰岩は比較的新しい地層で、空隙が多く、雨水に溶けやすいのも特徴です。
雨水で溶けることによって、地下には多くの鍾乳洞があり、これらの洞窟は戦時中は防空壕として使われました。
そんな先祖の命を支えてくれた石に感謝の気持ちを寄せつつ今日も仕事を頑張りたいと思います。
以上山城でした。

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