CPD・CPDSについて
こんにちは。総務部高江洲です。
最近、(株)東恩納組でも経営事項審査(以下、経審)の提出が終わりました。
去年度から新たにCPDも経審の加点対象になっていて今回はそのCPDについて説明していきたいと思います。
CPD(Continuing Professional Development)とは、技術士や建築士、建築施工管理技士などを対象にした継続教育制度です。
資格を持っている技術者がセミナーや講習を受講したりテストを受けたりすることで、「CPD単位」を得ることができます。
CPDを活用するメリットは、落札率のアップです。
建設業の会社が公共工事の入札(総合評価落札方式)に参加して落札するためには、点数が重要です。
加点の対象でよく知られているのは所属する有資格者の人数ですが、実はCPDもかかわっています。
入札では、CPD単位の有無は事業者の技術力を評価する大切な指標となります。
そのため、所属する技術者がCPD単位を多く持っている場合、会社の持ち点が上がり、落札率のアップを期待できるのです。
また、似たような言葉で、CPDSという言葉は聞いたことがあるでしょうか。
CPDS(Continuing Professional Development System)とは、一般社団法人全国土木施工管理技士会(以下、技士会)の継続学習制度のことです。
この制度は、CPDS加入者の建設技術者(土木施工管理技士)が自己学習を通じて技術能力の維持・向上や知識を高めることを目的とした取り組みです。
簡単に言うと、建築の継続学習制度がCPD、土木の継続学習制度がCPDSになります。
以上、CPDの概要やメリット、CPDとCPDSの違いを解説しました。
今年も、あと2ヵ月、いい仕事納めができるよう頑張りましょう。