F☆☆☆☆について – 株式会社東恩納組

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2025年1月31日建築部

F☆☆☆☆について

皆さんこんにちは、建築部の富田です。

今回は、「F☆☆☆☆(エフフォースター)」について掲載します。

・「F☆☆☆☆(エフフォースター)」について

F☆☆☆☆とは、建材のホルムアルデヒドの発散濃度を示す等級区分の事です。

2003年7月1日の建築基準法改正に合わせて、JIS(日本工業規格)とJAS(日本農林規格)によってホルムアルデヒドの発散濃度による等級分けやFスターの表示が義務付けら

れており、その区分によって内装建材は使用面積が制限される事になりました。

等級区分は以下になります

F☆☆☆☆の「F」は「Formaldehyde(ホルムアルデヒド)」を表しており、☆の数が等級を表しています。☆の数が増えるほどホルムアルデヒドの発散濃度が低いことを意味

しており、F☆☆☆☆は最もホルムアルデヒドの発散濃度が低く、使用面積に制限なく使うことができます。

 

・「ホルムアルデヒド」について

ホルムアルデヒドとは、建材や家具で使われる合板やパーティクルボード、壁紙の接着剤や塗料等に含まれる揮発性有機化合物(VOC)のことを指します。

刺激臭のある無色で可燃性がある気体で、シックハウス症候群の原因となる代表的な物質の一つです。

 

ホルムアルデヒドは揮発性の物質のため空気中に蓄積しやすくなります。そのため密閉された空間や換気の悪い場所では、ホルムアルデヒドの濃度が高くなる可能性がありま

す。

また、新築やリフォーム後の建物は建材や家具からのホルムアルデヒドの放散があるので、濃度が高くなります。

ホルムアルデヒドの濃度基準としては、0.08ppm以下で抑えることが定められており、特定建築物においてはホルムアルデヒドの濃度測定が義務付けられています。

 

・「シックハウス症候群」について

シックハウス症候群とは、新築住宅やリフォームされた建物で使用される建材や家具から揮発する化学物質が原因となり、住んでいる人々にさまざまな健康被害を引き起こす症状

のことを指します。特にホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどの化学物質が原因となることが多く、頭痛、めまい、のどの痛み、倦怠感といった症状を引き起こすことが

あります。

シックハウス症候群の対策として

新築やリフォームの場合だと低VOCの建材(F☆☆☆☆や4VOC基準適合商品)を選定することや、24時間換気システムの導入が挙げられます。

既存住宅の場合でもこまめな清掃・換気や空気清浄機の設置などで対策することができるそうです。

 

 

今回はここまで。

以上、建築部の富田でした。

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