PC工事
みなさんこんにちは。
工事部の神谷です。
今、私が配属されている農連市場の現場では、3階床のコンクリート打設が終わり、4階床の配筋、ボイド取り付けを行っています。高所作業が増えてきていますので、より安全作業を心掛けていきたいと思います。
さて、今回のブログですが今回は農連市場の現場で採用されたPC工法について紹介したいと思います。
まずPC工法とはプレストレストコンクリートの略で日本語にすると応力をかけられたコンクリートという意味になるようです。
コンクリートは圧縮には強いけど引っ張りには弱いという弱点があるので、あらかじめ圧縮力を与えておいて、引っ張りに対する力を強くするための工法です。
PC工法はPC鋼材と呼ばれる鉄筋の強度の5倍くらいある、高強度な鋼材を使います。
そのPC鋼材を緊張(引っ張ること)して固定します。そうすることで引っ張られていたPC鋼材は元に戻ろうとして、コンクリートに圧縮力を与えることができます。
圧縮を与える方法は2つあります。
一つ目はプレテンション方式と言って工場などであらかじめプレストレストコンクリートを作って現場に運んで使用する方法です。
2つ目はポストテンション方式といいましてコンクリート打設して強度が出た後にその内部に設けられたダクトに配置したPC鋼材を緊張する方法です。こちらの工法は現場で施工するのでいろいろな場面で採用することが可能です。
農連市場の現場ではポストテンション方式が採用されました。
次回のブログではポストテンション方式の手順について実際の作業状況写真をアップしながら紹介したいと思います。
以上神谷でした。