PC工事
みなさんこんにちは。
工事部の神谷です。
僕が配属されている農連市場の現場では、4階躯体のコンクリート打設が終わり、今は壁の配筋をしている状況です。12月7日に5階躯体のコンクリート打設があるのでそれに向けて頑張っていきます。
さて今回のブログですが、農連市場で採用されたPC工事(ポストテンション方式)の施工の流れについて紹介しようと思います。
ポストテンション方式はコンクリート打設後に緊張(引っ張ること)するので、梁の配筋がある程度終わると配線します。
では配線工事ですが、まず初めに緊張端金物を設置します。
引っ張る部分に取り付ける金物で、こちらにPC鋼線を挿入します
配線後に型枠の反対側からみるとPC鋼線が型枠から出てる形になります。
緊張端金物↓
次にケーブルホルダーをセットします。
ケーブルホルダー↓
ケーブルホルダーは鉄筋を加工して作ります。これを梁の中に立てて固定し、PC鋼線をケーブルホルダーの横筋の上に載せて結束線等で縛ってPC鋼線の位置を保持します。
次にPC鋼線を配線します。
PC鋼線は打設時にずれないように結束線等でしっかりケーブルホルダーに固定することが大切です。
ちなみに配置のずれは部材の寸法によって変わりますが、1cm以内にしなければなりません。
最後に固定端金物をセットします。
こちらもコンクリート打設時にずれが生じないようにしっかり固定します。
以上が配線の流れになります。
配線が終わるとスラブの配筋に入っていきます。
そしてコンクリート打設後にコンクリートの強度を確認して緊張工事という流れになります。
次回は緊張について紹介したいと思います。
以上神谷でした。