PC工事 – 株式会社東恩納組

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2016年11月25日建築部

PC工事

みなさんこんにちは。
工事部の神谷です。

僕が配属されている農連市場の現場では、4階躯体のコンクリート打設が終わり、今は壁の配筋をしている状況です。12月7日に5階躯体のコンクリート打設があるのでそれに向けて頑張っていきます。
さて今回のブログですが、農連市場で採用されたPC工事(ポストテンション方式)の施工の流れについて紹介しようと思います。
ポストテンション方式はコンクリート打設後に緊張(引っ張ること)するので、梁の配筋がある程度終わると配線します。

では配線工事ですが、まず初めに緊張端金物を設置します。
引っ張る部分に取り付ける金物で、こちらにPC鋼線を挿入します
配線後に型枠の反対側からみるとPC鋼線が型枠から出てる形になります。
緊張端金物↓
ファイル 1029-1.jpg
次にケーブルホルダーをセットします。
ケーブルホルダー↓
ファイル 1029-2.jpg
ケーブルホルダーは鉄筋を加工して作ります。これを梁の中に立てて固定し、PC鋼線をケーブルホルダーの横筋の上に載せて結束線等で縛ってPC鋼線の位置を保持します。

次にPC鋼線を配線します。
PC鋼線は打設時にずれないように結束線等でしっかりケーブルホルダーに固定することが大切です。
ちなみに配置のずれは部材の寸法によって変わりますが、1cm以内にしなければなりません。
ファイル 1029-3.jpg

最後に固定端金物をセットします。
こちらもコンクリート打設時にずれが生じないようにしっかり固定します。
ファイル 1029-4.jpg
以上が配線の流れになります。
配線が終わるとスラブの配筋に入っていきます。
そしてコンクリート打設後にコンクリートの強度を確認して緊張工事という流れになります。

次回は緊張について紹介したいと思います。
以上神谷でした。

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