「医療施設」と「X防護工事」その2
ブログをご覧の皆さん、約1か月半ぶりの再会となります。
建築部の上地です。
さて、前回からのブログの内容は「医療施設と改修工事」についての内容でお伝えしておりますが、前回は「X線防護工事の必要性」について、勉強してきましたが、今回からは「X線防護工事の必要な部位」について、各部位に分けて勉強して行きたい思います。
X線防護工事については、前回でも勉強したとおり、X線を使用するスペースからX線がそのスペースより漏れだす事を抑制する工事であり、その対策箇所としては、下記の図面でもご理解できると思います・・・
①建具関係(引き戸、開き戸、扉召し合せ部、扉と沓摺) ②窓(観察窓)
③各種貫通部(空調ダクト、各種配管)
④接合部(壁面継部、壁面入隅部、天井継部、壁天井入隅部)
以上のように①~④の部位についてはX線の漏れ出す要素が有るため、それなりの対策を講じていかなければなりません。
その対策について大雑把ではありますが、①~④の部位についての対策について段階的に次回以降一緒に勉強して行きたいと思います。
※本ブログ内容では、社団法人日本画像医療システム工業の「X線防護工事 標準化マニュアル」参考に作成されております。
【平面図と展開図】setumeisiryou ←下記の図面を鮮明に見たい方は左側のURLをクリックください。
では、今回はこれでブログを閉じたいと思います。次回は「①建具関係の基本対策」を一緒勉強していきましょう。
次回約2か月後にまたお会いしましょう。
By 建築部 上地 透