「熱中症をテーマ」に建築現場での暑さへの備え! – 株式会社東恩納組

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2024年7月17日建築部

「熱中症をテーマ」に建築現場での暑さへの備え!

ブロックをご覧の皆さん、約2か月ぶりの再会となります。
建築部の上地です。

さて、私の前回のブログの内容は「梅雨明け」についての内容でしたが、梅雨明けと同時に注意が必要なのが暑さ対策もその中に入ってくる一つの課題かと思います、我々のように屋外での業務が主体の建築業ではその問題は他業種に比較しても重要項目ではないでしょうか?そこで今回は、建築現場での暑さ対策として「熱中症対策」ついて考えてみたいと思います。

【この夏(6月~8月)の気象予報】(ウェザーニューズの文言引用)                                                      ※地球温暖化や春までのエルニーニョ現象の影響で、地球の大気全体の温度は引き続きかなり高いとみられます。太平洋高気圧の勢力は日本の南で強く、平年より西に張り出すため、日本付近には太平洋高気圧の縁に沿って暖かく湿った空気が流れ込みやすい見通しです。
6〜8月の3か月の平均気温は、全国的に平年より高い予想になっています。月毎の傾向を見ても、沖縄や西日本・東日本は全ての月で平年より高く、北日本も8月は平年より高くなる予想です。
晴れた日は30℃以上の真夏日や、35℃以上の猛暑日になり、湿度も上がって熱中症の危険性が高まってきます。意識的な水分・塩分補給や屋外では日陰でのこまめな休憩、屋内でも空調を適切に使用するなど、対策が必要です。

【沖縄での今年の状況】※① 沖縄県の調べによりますと、6月24~30日の1週間に沖縄県内で熱中症により救急搬送されたのは152人(速報値)で、昨年同時期の約2・5倍の多さとなった。1人の死亡が確認されたの報告があり、内容を見ていますと、3週間以上の入院が必要な重症者は4人、短期入院が必要な中等症は38人が確認され、その搬送者の56・6%を65歳以上の高齢者が占めており、発生場所については、敷地内を含む「住居内」が50・7%で多くなっている。                                                   ※② 沖縄県や消防によりますと6月28日の夜、本島南部の南城市で、28歳の男性が住宅の寝室で倒れているのを帰宅した妻が発見しました。男性は心肺停止の状態で病院に運ばれましたが死亡が確認されました。 現場に駆けつけた救急隊によると、当時の詳しい室温は記録されていないものの室内は高温だったということで、消防庁が熱中症による死亡として統計に含めています。

【意外と・・・沖縄】                                                      ※南国沖縄ともなれば、熱中症のリスクが全国に比較し高いきがしますが・・・ただ全国的にみてみると、実は気温は低いし、亜熱帯の沖縄ですが35℃以上の猛暑日になることは珍しく、今年はこれまで7月26日に宮古空港で記録した35.3度の一度のみ!ナゼだかご存じでしょうか?沖縄で猛暑日になりにくい理由は3つほど考えられます。沖縄は海洋性気候であり、海に囲まれているので海風によって熱がたまりにくいと言われています。②フェーン現象の影響が少ないです。フェーン現象というのは空気が高い山を上る時に雨を降らせることで、山を下りてくるときにもともとの気温よりも高くなるという現象です。本州ではこのフェーン現象で高温になっているところが多いですが、沖縄の場合は高い山がないので「フェーン現象」の影響が少ないと言えます。沖縄はコンクリートで覆われた地域が狭いため、「ヒートアイランド現象」の影響が少ないというのもあります、とはいえ、紫外線の強さは全国でトップクラスになるため、しっかりと対策するようにした方がいいでしょう!

【暑さ指数とは?】                                                                                                                                                               熱中症の危険度を示す「暑さ指数」は、31以上を危険な暑さと分類し、警戒を呼び掛けるものです。予報区内のどこかで最高の暑さ指数が33を超えると予測される場合には、「熱中症警戒アラート」が発表されます。 気温だけでなく湿度が高いと汗が蒸散しにくいため体温調節が難しくなります。より熱中症リスクが上がるため、同じ気温や日射量でも湿度が高ければ暑さ指数は上がるのです。 気象情報を提供する各社のサイト・アプリなどで提供されてる「暑さ指数」などの情報を積極的に入手して、熱中症リスクを適切に把握するように努めてください。 暑さ指数の目安は ①31以上は危険 ②28以上31未満は厳重警戒 ③25以上28未満は警戒 ④25未満は注意とされている。

  

【効果的な熱中症の予防と対策】  

熱中症の予防には、「水分補給」と「暑さを避けること」が効果的です!
◎水分・塩分補給
■水分と塩分を補給はこまめに行いましょう。

  • のどが渇く前に水分補給しましょう。
  • 大量に汗をかく場合は、市販のスポーツドリンクや塩分を補給しましょう。
    (熱中症対策ドリンク:水500リットル、塩3g、砂糖20グラム。冷やすと効果的)
  • アルコールでの水分補給は危険です。いったん吸収した水分もそれ以上の水分がその後の尿で失われてしまいます。

◎暑さを避ける工夫
屋内では・・・

  • カーテンやすだれなどで日よけをし、風通しをよくしましょう。
  • エアコンや扇風機を上手に利用しましょう。

屋外では・・・

  • できるだけ日陰を選び、つばの広い帽子や日傘を利用しましょう。
  • ベビーカーは、日よけがついていても、アスファルトの反射で熱中症になることがありますので気をつけましょう。
  • 衣服は、ゆるめで吸湿性・通気性のよい素材(綿のTシャツなど)のものを着用しましょう。

◎体調が悪いとき、朝食抜きや睡眠不足、二日酔いのときは、暑い環境を避けましょう。

◎高齢の方は、温度に関する感覚が弱くなるため、暑さやのどの渇きを自覚しにくく、発汗など体から熱を逃がす機能も低下しています。そのため、室内でも熱中症になることがあります。のどが渇かなくても水分補給したり、扇風機、クーラーを使って、温度調整をすることが必要です。特に一人暮らしの方は、周囲の方々も気に留めて、協力して声かけしていくことが重要です。

                                                                                                      

それでは、工事現場においては厳しいシーズンがやってきましたが、予防と対策でなんとか沖縄の長い夏を乗り切って参りましょう!  では、今回はこれでブログを閉じたいと思います。  では 次回2か月後にまたお会いしましょう。

By 建築部 上地 透

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