久茂地7号(甲辰橋)橋梁整備工事(その5)より
みなさん、こんにちは!建築部の当銘です。
現場が久茂地川沿いということで、
~久茂地川の生き物たち~
泥まみれじゃないトントンミーが撮れました。
魚の群れもいます。(分かりづらいですが、真ん中あたりです。)
先日、大きいカニを見つけましたが、あいにく撮影出来ませんでした。
またの機会に撮りたいと思います。
ではでは、本題に移りまして。
今回は比重についてです。
この大型土のうは1袋、約1㎥の容量があり、中には砂が入っています。
重さは単純に1tでしょうか?
答えはNoです。
もう少しイメージしやすく言うと・・・
1㎥の容器を2つ用意し、片方は水、もう片方は砂を入れた場合、重さは同じでしょうか?
答えはNoです。
なぜNoなのか。
それは比重が関係していて、1㎥あたりの単位質量が水と砂では違うからです。
比重とは、ある物質の質量と基準となる物質の質量との比のことです。
ある物質とは、ここでいう砂。
基準となる物質は、水です。(液体・個体の場合は水、気体の場合は空気)
簡単に言えば、水と比べて重いか軽いかを値で表したものとも言えます。
例えば、水を1として、砂が水より倍重ければ比重は2になり、逆に半分の重さであれば比重は0.5になるわけです。
これは、沖縄県の単位体積質量(=密度)の資料です。
これによると、砂の単位質量は1740㎏(1.74t)、水の単位質量は1000㎏(1.00t)となっていて、砂は水より重いということがわかります。
物質の質量、体積、密度の関係を表した図です。
(算数で習った“きはじ”に似ていますね。)
これをもとに計算すると、
砂の密度=1.74(t)÷1.00(㎥)=1.74(t/㎥)
水の密度=1.00(t)÷1.00(㎥)=1.00(t/㎥)
砂の比重=砂の密度÷水の密度=1.74(t/㎥)÷1.00(t/㎥)=1.74
となります。
ちなみに、比重に単位はありません。
計算上、同じ単位同士の割り算により単位が打ち消されるからです。
今回はここまで。
上の表にあるように、砂以外にも土砂や石など、様々な物体に比重はあります。
比重が分かれば、重さの計算がしやすくなります。
ただ、物質自体が乾燥しているか、湿っているかによって比重が変わるものがあるので、そこは注意したいと思います。
梅雨が明けて、連日とても暑い日々が続いております。
土木現場は、炎天下との付き合いですので、ぶっ倒れないよう気を付けたいと思います。
日頃、デスクワークという方も、エアコンの効いた室内から外に出ると、気温差が激しいと思いますので、大量の汗には注意ですね。
では、建築部 当銘でした。