土工事について
こんにちは!建築部の東江涼之介です。
今回私がブログ担当なのでよろしくお願いいたします。
私が配属されているおもと天久の杜新棟増築工事では、杭地業工事が終わり土工事が始まっています。
今回は資格勉強のために買った一級建築施工管理技士のテキストから土工事について書いていきます。
まず土工事とは、建築物の基礎や地下部分をつくるための掘削作業です。
①掘削
基礎、地下部分構築するために、地盤を掘削することを根切りといいます。
(1)地山に対する容積比
土は、地山のときと掘削してほぐしたとき、締固められたときとでは、それぞれ容積比が異なります。
この表は地山にあるときの土の容積を1としたときの土質別の容積比です。
ちなみにロームとは火山灰質粘性土で、シルトおよび粘土の含有割合が20%~40%のものを指します。
(2)掘削によって発生する建設発生土
・コンクリート破片など産業廃棄物が混入する場合には、全体を産業廃棄物とみなされることがあります。
・含水比の高い砂質土や軟弱な粘性土は、産業廃棄物に分類される汚泥とみなされることがあるので、適切に処理する必要があります。
②床付け
床付けとは、地盤を所定の深さまで掘削し、砂利敷きや捨てコンクリートの打設ができる状態にすることです。
・床付け面を乱すと地盤の支持力が低下するため、極力乱さないようにします。
乱してしまった場合は転圧による締固めやれき・砂質土などの良質土に置換またはセメントなどによる地盤改良で対応します。
・床付け面が凍結した場合は、凍結部分は良質土と置換します。
沖縄では凍結することはないとは思いますが、実際に平成30年に一級建築施工管理技士の試験に出題されているので覚えておきましょう。
最後に実際に現場で行っている床付け状況の写真を載せて終わりにしたいとおもいます。
今回はこれで以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!