水準測量について
皆さまこんにちは。
土木部の玉城です。
今回のブログは建設現場で必ず行う「水準測量」について紹介させて頂きます。
まず、水準測量とはそもそも何かという基本的なお話をします。
水準測量は、ある地点から別の地点までの高低差を測定する測量です。非常に重要で正確に行う必要があります。
この作業を間違えてしまうと、計画していた高さと構造物や建築物に問題が生じ、一部取壊しや補修などを行わなければなりません。
建設現場では基本的にレベルを使用し、高さ(標高)を求めていきます。
こちらがレベルの写真となります。
日本の土地の高さ(標高)は、東京湾の平均海面を基準(標高0m)として測られています。東京湾の平均海面を地上に固定するために設置されたのが日本水準原点です。
全国の主要な道路沿いに設置されている水準点の高さは、この日本水準原点に基づいて水準測量により決められ、この水準点がその地域において行われる高さの測量の基準となります。
精密な水準測量では高低差を0.1mmまで求めています。水準測量は、2地点に標尺を立て、その中間に水準儀を水平に置いて、2つの標尺の目盛を読み、その差から高低差を求めます。この繰り返しで、水準点間(約2km)の高さを求めます。
水準測量に使用される測量機器は進化を遂げましたが、高精度に高さを求める基本的な測量方法は今も昔と変わっていません。
実際に現場で水準測量をしている写真となります。
レベルは三脚に据付け、水平度を確認を行い、その後測定を行っていきます。現場では精度不良のないようしっかりと業務に取り組んでおります。以上が水準測量の説明となります。
肌寒い季節になり、デルタ株からオミクロン株へと急速に置き換わっているため感染対策を徹底し、体調管理を徹底していきましょう。
最後までありがとうございました。