測量とは
皆さんこんにちは!建築部の知念です
今回は、測量について紹介します。
まず、測量とは距離、角度、高さを用いて地球上の位置関係や高低を正確に測り
その結果を数値や地図に表す業務のことを言います。
土木設計、建築設計などすべての建築物を作りにあたり必要になる作業です。
測量の歴史
・測量は古代エジプト時代から行われているといわれていて、日本の測量の例としては、飛鳥時代の班田収授法や豊臣秀吉による太閣検地などの際に年貢の徴収を目的として行われていました。また、江戸時代には、伊能忠敬が日本地図作成の為測量を行ったことが知られています。
測量には基本測量、公共測量、など様々な種類があります
測量の作業の流れとしては
・観測準備
観測計画、現場での測点くい打ちなど
・観測作業(現場作業)
測量機器を使用して実際の測量作業を行う
・計算処理
患側作業の結果を利用して、誤差や面積などの計算を行う
・作図
計算処理を利用し、結果を図面化する
次に、上記の作業手順ででてきた測量機器について紹介したいと思います
- レベル
・レベルとは、十字線が描かれた望遠鏡型の機器です
直接覗き込んで視準線と呼ばれる十字の線を合わせて使用します。自動で視準線が補正されるものはオートレベル、標尺目盛りを自動で読み取るものはデジタルレベルと呼ばれています。
- セオドライト(トランシット)
・セオドライトは、水平方向・垂直方向に回転させて基準からの角度を測定する機器です。
- トータルステーション
・トータルステーションは、対象物に反射シートを取付けて、そこから反射した光を受光・解析して距離を測る測量機器です。
対象物の距離と角度を両方測定できるため、土木建築分野では工事計画や施工、地図の作成といった多用途に活用されています。
測量の目的は、「土地の位置関係や広さ、起伏などを明確にしたり、地図を作ったりして町を作ること」です。最近では、GPSやトータルステーションという機械を使うことが多いです。また、ドローンとGPSを組み合わせて、航空写真を撮り地図を作成することもあります。
今回は以上になりますありがとうございました。