生コンクリート試験 種類 – 株式会社東恩納組

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2015年9月4日建築部

生コンクリート試験 種類

みなさんこんにちは。工事部の神谷です。
入社して5ヵ月立ちました。まだまだ分からないことばかりですので日々勉強の毎日です。
建設は勉強すればするほど奥が深くとても面白いです。

さて、今回のブログではコンクリートが固まる前の状態(生コンクリート)のときに行われる試験について書こうと思います。

生コンクリート試験はフレッシュコンクリート試験とも言われ、コンクリートの強度、流動性(形の変化のしやすさ、柔らかさ)、空気量などを検査します。
生コンクリート(固まる前のコンクリート)は、工場で生産され、ミキサー車で現場に運ばれます。
ミキサー車↓
ファイル 724-1.jpg
現場に着くと試験を行います。
生コンクリート試験の種類は主に、スランプ試験、空気量測定、塩化物イオン濃度試験、単位水量試験、圧縮強度試験(生コン工場、工業試験場で行います。)という検査があります。

「スランプ試験」
スランプ試験とは、簡単にいうと生コンクリートの流動性を調べる検査です。
検査方法としまして、円錐台の形をしたスランプコーンと呼ばれる試験用の入れ物に生コンクリートを入れ、突棒で指定回数ついた後で、垂直にスランプコーンを抜き取り、コンクリートが下がった寸法を測ります。
下がる寸法は一般的に15~18cmの間で施工するようになっています。
なので、14cm以下だと固めのコンクリート、19cm以上だと柔らかめのコンクリートということになります。
(柔らかめのコンクリートを流動性が高い、固めのコンクリートを流動性が低いと表します。)

スランプコーン写真↓
ファイル 724-2.jpg
試験 イメージ図↓
ファイル 724-3.gif
では、なぜ固すぎるとダメなのか柔らかすぎるとダメなのかを簡単に説明いたします。
コンクリートが柔らかければ、流動性が高くなるので型枠内にコンクリートを流し込むことが容易になるので作業効率がアップします。
しかし、柔らかすぎるとコンクリートは余剰水(よじょうすい:セメントと一体化せずに残ってしまった水分)が残るためひび割れが発生しやすくなります。
逆にコンクリートが固い場合は流動性が低くなるので、型枠内の隅々にまでコンクリートを行き渡らせるのが難しくなります。
現場作業者は、コンクリートが柔らかい方が作業をしやすいので、工場で生産されたコンクリートに水を足すことがあるそうです。
これが問題となっている「不正加水」です。
現場で加水するということは設計されたコンクリートとは似て非なるコンクリートになってしまうので、絶対にしてはいけません。

少し話がずれましたが、「コンクリートは固すぎず柔らかすぎず」が丁度いいということになります。
「空気量測定」
空気量測定とは、コンクリートの中に含まれる空気の量を測り、流動性と圧縮強度を検査します。
検査方法は、空気量測定器に生コンクリートを詰めて、手動で圧力を加えていき、測定機に出た空気量の数値によって判断します。
空気が多いと流動性が高くなるので、施工しやすくなりますが空気の分隙間が多いのでひび割れもしやすくなります。
数値の基準は「4.5±1.5%」が適正値とされています。
空気量測定器↓
ファイル 724-4.jpg

すみません。少し長くなりそうなので、塩化物イオン濃度試験、単位水量試験、圧縮強度試験の方は次回説明しようと思います。
これからも日々勉強していき早く先輩方に追いつけるよう頑張っていきます。
以上。神谷でした。

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