鉄骨工事について
こんにちは。建築部の東恩納です。
今回は、鉄骨工事と鉄骨鳶について説明していきたいと思います。
まず最初に鉄骨とは何かから説明します。
鉄骨とは、ビルなど建設物の骨組みになる鉄材です。
鉄骨は、木と比較して強く、鉄筋コンクリートと比較しても軽いため、大空間構造を作り出せるメリットがあります。
しかし、鉄骨単体では、540℃以上になると脆くなるため、火災で倒壊してしまうケースもあります。
2番目に鉄骨鳶についてですが、
下記写真の右上にいる鉄骨鳶についても鉄骨工事には重要人物なのでご紹介していきます。
鉄骨工事の種類について
鉄骨工事の種類には、以下2点です。詳しく解説します。
- 建て逃げ方式
- 水平積み上げ方式
建て逃げ方式について
建て逃げ方式では、はじめ敷地の奥に配置した移動クレーンを使って鉄骨を組み立てます。
鉄骨の組み立てが進むと、移動クレーンを敷地の手前に移動します。
移動式クレーンには、クローラークレーンをはじめ、トラック式、油圧伸縮方式、ラフタークレーン、タワー式クローラなどがあります。
建物を建設しながら、後ろに逃げていくため建て逃げ方式と言われています。
水平積み上げ方式について
水平積み上げ方式は、タワークレーンを使って下から上の階へ、鉄骨の節ごとに積み立てていきます。
水平積み上げ方式は、タワーマンションなど高層階まである建物によく使われる手法です。
タワークレーンを使って工事を行うため、工事の作業場所が高くなることに対応して、クレーンも高くすることが可能となっています。
工事が完了まで同じクレーンを使えることと移動する必要ないメリットがあります。
2番目の重要人物の鉄骨鳶についての説明ですが、
鉄骨工事では、クレーンなど色々な機械を使いますが、鳶といわれる職人さんの存在は非常に重要です。
鉄骨工事では、常に鳶が作業を確認しながら、慎重に鉄骨を組み立ていきます。
どんなに機械化が進んでも、人の目で確認して安全に作業することは重要です。
骨組みの鉄骨工事が終わったからと言って建物は完成したとは言えませんこの後に外壁や屋根、内装など更に色々な工事を経て、建物は完成していきます。
今回は鉄骨工事について紹介していきましたけどまた僕のブログで鉄骨工事から完成までを紹介していけたらいいなと思います。