階段
皆さんこんにちは、建築部の宮里です。今回は大半の建築物についている階段について調べたので、皆さんにも共有したいと思います。
まず、階段とは、高低差のある場所への移動を行うための通路(構造物)です。人間の足で昇降可能な高さを持つ、いくつかの水平の段に分割されています。日本語の古語では,きざはしと言います。また、階段は、建築や街を設計するうえで重要な要素となっています。構造材は屋外では石、コンクリート、鉄が多く、木や石で土止めをした土の階段も用いられることがあります。
屋内では石、コンクリート、鉄、木で、近年では、ガラスやプラスチックが用いられています。
階段は、踏面・蹴上・踊り場・親柱・手摺と、各部名称があります。
また、階段にも建築基準法があります。
- 小学校 勾配約32°・幅140㎝以上・蹴上16㎝以下・踏面26㎝以上
- 中学校等 勾配約35°・幅140㎝以上・蹴上18㎝以下・踏面26㎝以上
- 直上階の居室が200㎡超の地上階 勾配約40°・幅120㎝以上
蹴上20㎝以下・踏面21㎝以上
- それ以外の用途(今回要望の「寄宿舎」も該当) 勾配約46°・幅75㎝以上
蹴上22㎝以下・踏面21㎝以上
- 住宅(共同住宅の共用部以外) 勾配約57°・幅75㎝以上
蹴上23㎝以下・踏面15㎝以上
というように建築物によって階段のサイズが決まっています。
また、階段の手摺に関しての決まりとして、
- 階段には片側に手摺を設ける事
- 階段の両側に側壁か手摺を設ける事
- 下の床から高さ1m以内の部分には手摺も側壁も不要
- 階段幅が3mを超える場合は中間に手摺を設ける事
というものがあります。
また、階段にもおしゃれな階段がいっぱいあります。
今回は階段について調べました。気になった方は、もう少し詳しく調べてみてください。
以上宮里でした。