「うるま市物流倉庫新築工事」8月近況報告 – 株式会社東恩納組

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2018年7月30日営業

「うるま市物流倉庫新築工事」8月近況報告

ブログをご覧の皆さん、お久しぶりです。建築部 上地 透です。

”うるま市物流倉庫新築工事”現場におきましては、7月下旬にようやく建築確認申請の受理を受けまして、工事の着手に向けて実践的な計画見直しをメインに各協力業者との連絡調整に四苦八苦しているところであります.

参考までに現場近況写真をUPします。(H30.07.26撮影)

話は変わりますが、今回のブログは本工事でも採用されています「システム建築工法」について一緒に勉強していきたいと思います。「システム建築工法」とは、在来工法とプレハブ工法の中間に位置する工法ではないかと私なりに理解していた中、各書物やネットより収集しました「システム建築工法」について説明したいとおもいます。なお、「システム建築工法」については取扱うメーカーにより若干の相違があり、ここで紹介する内容については、本工事での採用メーカー仕様を掲載していきます。

●システム建築工法の特徴

①カタログやモデルハウスなどにより、お客様に分かりやすく商品(標準建物)を紹介でき、概略設計や見積が早い。

②長年にわたって蓄積したデータベースを駆使して、標準化した計画・設計を用いて合理的かつ経済的な設計を行う。

③現場での加工及び製作を極力少なくした部材・資材を工場で集中的に生産することにより、低コストで高品質な生産体制が構築できる。

④標準化した施工方法により、現場施工日数を省力化することで工期短縮で高品質な建物を実現でき、とりわけ近年の技術労働者不足にも合致する。

※上記①~④の結果として、「システム建築工法」のメリットは高品質・工期短縮・施工費の低減を実現できると考えられます。

●各部システムの説明

下記がシステム建築工法の基本図です。

構造システム→フレームの軽量化で大スパンの建築空間を実現。

屋根システム→温度変化に伴い屋根材の収縮が漏水を原因となりまが、今回採用の浮き屋根工法は可動タブを持ったクリップでパネルと母屋を接合する事で屋根材に追随性を持たせ伸縮による漏水を防止する。※下部ディテールは現場納まりとは異なります。

壁システム→外壁材にはロックウールを芯材に採用することで、軽量にもかかわらず、質量の重い外壁材に匹敵する位の極めて高い遮音性と断熱性を発揮します。

建具システム→建具のW寸法を外壁材のW寸法を基に決定する事で、外壁材の切断面及び継部からの漏水を防止します。各種壁パネルとの組み合わせでき、引き違い・外倒し窓など、いずれも建物の用途やデザインに対応可能です。

以上、「システム建築工法」について基本的な部分の紹介をしてきましたが、工事の進捗に伴い細部の紹介をしてまいりますので、ご了承下さい。

By 建築部 上地 透がお届けしました。

 

 

 

 

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