「(仮称)グレイスハイム上間新築工事」4月度進捗状況報告 – 株式会社東恩納組

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2022年5月11日建築部

「(仮称)グレイスハイム上間新築工事」4月度進捗状況報告

ブログをご覧の皆さん、約1ヵ月半ぶりの再会となります。
建築部の上地です。

さて、前回ブログより本現場の紹介等をさせて、頂きましたが、やっと磁気探査業務の申請が受理しまして、いよいよ本格的に工事が前進していくことになるでしょう!今後しばらくは本工事の進捗や問題点などを中心に工事の完了までお伝えしてまいりますので、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

今回は私も初の体験となります、「防火水槽」について紹介します。

まず、本工事でなぜ「防火水槽」の設置義務があるのかと申しますと→那覇市(行政区域で若干の違いは有る?)で新規の開発行為を行う場合は新規開発場所から直近にある既存の「防火水槽」から半径100m以内に新規開発場所の敷地全部がカバーできてない場合は新規開発行為の中に「防火水槽」の設置が義務されるとある。※前述での半径100mは用途地域で違いがあるので注意!

【防火水槽の設置が必要な理由】
①大規模な地震等には消火栓の配管が発生した場合に地震に有効な防火水槽が必要
②消防隊、消防団、自主防災組織等が活用できる

 

【防火水槽の種類】
①場所打ち防火水槽→設置予定地に鉄筋、型枠、コンクリート打設の手順で設置

②地中ばり防火水槽→建築建物の基礎部分と一体に設置

③二次製品防火水槽→本工事で使用予定のもので、消防長官が指定した「財団法人日本消防設備安全センターの認定」があるもので、工場において生産された部材を現場で組み立て設置

 

④鋼製防火水槽→給油所などのガソリンを貯蔵するものと同様

 

【防火水槽の仕様】

①常時貯水量が40㎥以上
②地下式で、強度・耐久性・水密性に優れたもの
③一層式でⅠ型~Ⅲ型の構造
Ⅰ型→公園、宅地などの自動車が侵入しない場所に設置
Ⅱ型→上記以外の場所で大型車両の走行頻度が低い道路(T-20)
 Ⅲ型→上記以外の場所で大型車両の走行頻度が高い道路(T-25)※本工事仕様                       

【現在の現場状況写真】

以上、今回のブログ内容は簡単ではありますが、締めたいと思います。その他にも「防火水槽」には奥が深い規則がありますので、次回以降にご紹介したいと思います。

それでは次回にまたお会いしましょう。

By 建築部 上地 透

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