「塗装工事」下地調整材 C1・C2 – 株式会社東恩納組

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2017年5月25日営業

「塗装工事」下地調整材 C1・C2

お疲れ様です。

工事部の伊地です。

今回のテーマは塗装工事で扱う下地調整材 第1種(C1)・第2種(C2)について投稿したいと思います。

下地調整材には色々なメーカーの材料がありますが、今回は現場で使用している

材料で紹介したいと思います。

どのような特徴なのか、

まず第1種(C1)から説明していきます。

第1種(C1)は通称セメントフィラーとも呼びます。

僕の現場でもこのC1を使用していて、特徴は

1.吹付け作業性が良く、むらのない仕上がりができます。

2.素地の吸込みを抑え、下地を均一にします。

3.薄塗り(仕上げ材)塗装用

4.塗膜圧0~1mm

施工方法としては、吹き付け・刷毛塗り・ローラー塗りです。

次に第2種(C2)の特徴は

1.塗材の密着性に優れていて浮き、剥がれがほとんどありません。

2.全ての仕上げ塗材に適しています。

3.塗膜圧0.5~3mm

4.第1種C1より高値

施工方法はコテ塗り・吹付けです。

第1種・第2種 共通

合成樹脂エマルションとセメント、骨材を主体とした、ポリマーセメント系下地調整材。

コンクリート、ALC、モルタル面の塗料吹付けの下地調整。局部的な不陸、目違い、巣穴、ヘアークラックなどの部分補修の機能があって、仕上げの精度を高める下地調整機能発揮します。

(エマルション)=乳液で混ざり合わない液体が微細粒子になっている状態の塗料。

(ポリマーセメント)=セメントとは他に物質を混和した材料。(ポリマーとは重合体と言う用語。物質+物質と言う意味を持ちます。)

例;ポリマーセメント系防水材

(エマルション+セメント)=密着性が強い・防水材として最適

ポリマーセメント系下地調整剤

(カチオン+セメント)=塗膜の強度が高く、下地材の密着性も良い

(カチオン+アクリル+セメント)=カチオン性アクリルの為、新築だけじゃなく旧建物の塗り替え塗装の下地にも密着性が良い、塗膜強度も良い。

今回現場でなぜ第1種(C1)を使用しているかと言うと、建物の構造物はRC(鉄筋コンクリート)なのですが耐震構造で壁がALC板を使用した構造になっていて、このALC板は塗装の際、表面の材質が塗料の吸込みが大変強く塗装した際ムラが出やすくなるので、その下地処理の為に使用しています。

ちなみにALCとは“Autoclaved Lightweight aerated Concrete” (高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)の頭文字をとって名付けられた建材で、板状に成型したものを「ALCパネル」と呼びます。

実際に使用した写真をどうぞ。m(_ _)m

まず建込が完了したALC板に

第1種(C1)を吹き付けて下地の吸い込みを抑えます。

吹き付け、下地処理完了

その後塗料を中塗り、仕上げ塗りと行っていきます。

これが施工の工程です。

それではこれで終えたいと思います。

入社3年目の伊地からでした。

ありがとうございます。

 

 

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