あなたはやっていますか?24時間換気!
こんにちわ!
建築部 新城です!
季節もいよいよ夏だ!というのに衰えないコロナ!皆さんはちゃんと三密を気を付けていますか?
最近では三密でなくとも感染の恐れは十分あるとニュースなんかでも流れていますが、皆さんは三つの密をちゃんと覚えていますよね?
『密集』、『密接』、『密閉』
最初の二つは人同士の距離を取り、消毒をキチンと行っていれば防げます。
ですが、密閉はどうでしょう?
これからどんどん暑くなる中、窓を開けて換気するのはなかなか難しい!
『別にエアコンつければ涼しいし、換気も出来て大丈夫じゃないの?』
そう思っている人も多いのでは?
これ、
間違いなんです!
実は、エアコンに換気する機能は基本ついていません!
動いている室外機を見て勘違いされる方も多いのですが、仕組みが全く違います。
エアコンは部屋の空気を冷媒を通して冷やし、送り出しているだけで、ただ空気が循環しているだけです!
ちなみに冷媒とは冷蔵庫にも使われる装置で、中に特殊なガスがあり、そのガスが液体になるときは廻りの熱を吸収し熱く、気体に戻るときは熱を放射し冷えるという仕組みを利用した装置のことです。
この冷媒が液体に戻るところがエアコン本体に、気体になる部分が室外機にあり、その熱くなった部分を室外機がファンを回して冷やしているということです。
ちなみに最近では換気機能が付いたエアコンも出ているので、そのエアコンであれば大丈夫です。
つまり、夏場エアコンだけつけていればOK!なんてことはないのです!
じゃぁどうすればいいのか。そんな時に役立つのがこれです。↓
給気口です!
2004年頃以降の建物にはついてることが多いのですが、この給気口皆さんも一度は見たことあるのでは?
実際にお家にある方は知っていると思いますが、押してカチッと飛び出てくるあれです!
文字通り外気を室内に取り入れる(給気)ものです。
これがつき始めたのが2003年の建築基準法の法改正後です。
当時は高気密、高断熱化が進んだせいもあって、シックハウス症候群が話題となり換気そのものが見直されました。
そして出来たのが24時間換気!その換気に必要なものとしてできたのが給気口です!
しかし、これだけで換気が完璧とはいきません!
今一度確認してほしいのですが、水廻りの換気扇のスイッチに24時間換気と書かれていませんでしたか?
これです!
この換気扇を回すことにより、初めて換気が行えます。
換気というのは入り口と出口両方があって初めて成立します。
窓一つ開けたからといって換気が行えるわけではありません。
かといって給気口を二つ以上開ければ良いのではと思うかもしれませんが、そうでもないのです。
給気口の外側は雨が入らないようにカバーされ、虫やごみが入らないようにフィルターもついてます。こんなんじゃ自然に空気なんて入ってきません。
なので中の空気を強制的に出す換気扇が必要なのです。中の空気を強制的に出し部屋の中を負圧にすることで外の空気が中に入ってくるという仕組みになっています。
なので基本的には人が家にいる間は換気扇をかけっぱなしにするのがいいと思います。
また、継続的に使用する際は給気口の中のお手入れも欠かさないようにしましょう!
中のフィルターも交換が必要で、集合住宅の場合は入居時にもらう取扱説明書の中に注文先の番号が記載されていることが多いので是非とも確認しましょう!
とまぁ今回は以上となりますが、いかがだったでしょうか?
特にエアコンは僕の友達も勘違いしている人が多く間違った換気をしていました。
これを機に正しい換気を行い、密閉を避け快適な夏を過ごせるようにしましょう!
建築部 新城でした!