なかがみ地域よりお届け No,2 – 株式会社東恩納組

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2021年6月9日建築部

なかがみ地域よりお届け No,2

皆さん、こんにちは。

建築部の知名です。私がこの現場に配属されて2ヵ月たちました。現場のほうは着々と進んでおります。
鉄骨工事が完了し、デッキスラブのコンクリート打設を進めながら、下の階ではALC外壁工事が始まりました。なので、ALCについて書きたいと思います。

初めにALCとは、「Autoclaved Lightweight aerated Concrete」の頭文字を使った略称で日本語にすると「圧力処理済み軽量気泡コンクリート」となります。
その名称の通りに軽量で気泡が入っている特殊コンクリートをパネル状にしたものがALCパネルと呼ばれています。

ALCの主な原料は珪石、セメント、生石灰、アルミ粉末でこれらを高温、高圧、蒸気を利用した環境下で、人工的に結晶化するとALCができます。
この結晶の内部には気泡が大量に含まれる為、ALCは軽くなるのです。まあ軽いと言っても㎥あたりの重量は600kg(構造設計の際は650kg/㎥)になります。

ALCパネルのメリットとしては、気泡があるので壁の中に空気層ができます。
この空気層があることで断熱効果が高く、火にも強くなり、また音の出入りを気泡が防ぐため遮音性にも優れるという特徴があります。また、軽いという特徴は地震の際にも影響が少ないということになります。
しかし、デメリットとしては総合的な機能性を備える分、サイディングやモルタルなどの外壁材と比較するとやや高価になってしまいます。

ALCパネル搬入状況

写真を見ていただければわかるかと思いますが、長さや幅が何種類もきています。これは事前に図面にてALCパネル外壁割付計画を行い図面にしてそれを元に工場で加工をして現場に搬入します。

今回はここまでとなります。次回に施工状況の紹介をできたらと思います。
梅雨時期になり暑さや湿度があがっていますので、コロナ対策と同時に熱中症対策にも気を付けていきましょう。

以上、建築部の知名でした。

 

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